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第42回「The Space展」終了 [絵画]

第42回「The Space」展無事 終了しました。有難うございました。
京都観光の方々も増え、外国人、亜細亜系の方は会話を聴かないと判らないですが、西洋人系の方がここ三条あたりでは特に多く、美術館へも沢山お立ち寄り頂きました。

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それに若い女性の着物姿も数多く見られ、美術館へも立ち寄って、楽しんで頂きました。二人連れの着物姿の方が、受付のところで入るのを躊躇していたので、「どうぞ~、どうぞ~」と入って頂き、お話ししてみると、着物も初めてなら、美術館も初めてなんだとか・・(;´∀`)

観光で京都へやって来て、この日は着物で散策中、雨が降って来たので、美術館で雨宿り、最初は着物の話をして、制作過程の話等ですっかり打ち解け、私の絵の前で写真撮影 関西圏の方だと思って、6月6日から始まる大阪肥後橋【安田画廊】での「絵楽 ’ 展」の案内をすると、なんと一人は新潟、もう一人は岩手からだとか!言うではないですか!
で、、、、美術館調べたら
岩手県立美術館では6月3日~7月17日迄【面構 片岡球子展】
新潟県立近代美術館では7月1日~8月27日迄「華麗なるパリ ベル・エポック展」
【これ等の展覧会また見に行くといいよねって、、】薦めておきました。。良いのっするんだ・・


そんないろんな出会いの中、最終日、片付けに掛かろうとしていると、若い男性が熱心に私の作品を観ているので、、見終わるの待っていたけれど、なかなか立ち去る感じでもないので、、【作者です、熱心に見て頂き、有難うございます。どこか興味おありですか?】と声をかけると優しそうな眼差しで、小さな声で【色彩の対価が・・】と聞こえたので、【えっ?バルールのこと?】と聞き直すと【色彩の対比が・・】と、最後まではっきりとは聞こえないけれど、
【色はとても微妙だし、私の場合、色調の総合的なバランスとかは、感覚で置いています。】
制作過程等も話すと、興味深くしっかり聞いてくれるので、
【制作されているのですか?】と聞いてみると【いいえ、研究の方です。】と。。
そして遠慮しいしい【僕の方から質問していいですか?】
【はい、どうぞ、】
【芸術とはどういうことだと思われますか?】
おうっ、、ΣΨ(´∀`;)Ψ

【芸術するということは、何事に於いても想像する、全てにイメージするってことだと思っています。判らない、解らないことをわからないで終わらせるのではなく、何だろう?と思う事、それが芸術することだと思うし、この世界の不思議に想いを馳せ、自分の想像力を駆使すること、かもしれない】と、、、
そして、【この宇宙がなんであるか解らない現在、芸術するってことも、これだと、断定することはできないと思う、でも我々は、人間は、生きていると感じるし、芸術とは?と自らに問いますよね。。】

いろんな出逢いがあったこの作品展の最後の最後に、搬出の時間が押し迫っていなかったら、もっといろんな話が出来たのだろうと、ちょっと惜しい時間帯だったけれど、作品の前で、話ができてとっても面白い出会いのひとつだった・・。



展覧会の出品を思いとどまろうかと思ったりすることがあるけれど、こうした出会いがあることが、一番の魅力で、出品を続けているのだと思っています。。
会場で出逢わなくても、作品から何かを感じて頂いているだろうと思っているけれど、出逢いがある時が、やはりそれが””時””なのです。

今回も本当にいろんな出逢いがあり、そのひとつひとつを大切に身体にとどめ、今後の制作に繋げていきたいです。素晴らしい展覧会になりました。本当に有難うございました。全てに感謝しています。



2020年3月に新しくオープンした【京都市京セラ美術館】は素晴らしい美術館ですが、改装前の【京都市美術館】はこの上ない素晴らしい美術館でした。


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今は日本庭園と呼ばれ、夕方になるとライトアップされていますが、以前の裏庭の池はなんの手入れもない””ホッタラカシ””の魅力ある池だったのです。


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これ等の樹は以前からのモノです・・


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大鳥居と作品 [絵画]

京都市京セラ美術館での【The space 展】開催中です。お天気も良く、平安神宮の大鳥居の朱色も限りなく鮮やかで、いつもの大きな抱擁で迎へ入れてくれます。

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青い空に湧き出る雲も、大鳥居に負けないダイナミックな広がりがありました。
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館内では作品【振動】がお待ちしています。


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「振動」1620x1300mm acrylic on canvas


命あるものはいつかは消えるけれど、生まれてきた時に持ってきた【振動】は、この宇宙空間に漂い続け、それを魂と言うのか、エネルギーというのか、はたまた情報というのか定かではないけれど、この宇宙空間に次なるものへの【振動】となって重なり蠢き続けるのではないかと思ったりしています。


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「振動」1940x1303mmas acrylic on canvas


作品に【全ては繋がりが在る、全てはそうでない部分が在る・・・・】


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「振動」1620x1300mmX2 acrylic on canvas


初日、Mさんと、作品前でアレコレ楽しく遊びました。。

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Mさんが、この40Fと30Sが『いい~』と一番のお気りでした。
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第42回【 The Space展】搬入・展示 [絵画]

第42回【 The Space展】京都市京セラ美術館で5月16日(火)~21日(日)開催中です。
お立ち寄りくださいませ。
搬入展示してきました。


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「振動」
40F(1000x803mm) 30S(910x910mm) 100F(1620x1300mm)X2 100F(1620x1300mm)  120F(1940x1303mm) ... acrylic on canvas


各作品は後日アップします。




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第42回【 The Space展】 [絵画]

第42回【 The Space展】京都市京セラ美術館で開催します。

私は今回4回目の出品になりますが、42回も継続してきた長い歴史あるグループ展です。
お運びくださいませ。


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今回、南回廊2階の展示ですが、この南回廊2階は、創建当初の意匠そのままで、天井高5mの自然光が入ってくる素晴らしい大空間です。

昨年は別館での展示でしたが、一昨年本館2階南東回廊大空間での展示でした。
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2021年作品  コーナーの空間が強調され、奥行きある展示になりました。
100F X120FX100F  100FX100SX100F
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今回:120F(1940x1303mm) 100F(1620x1300mm)X3 40F(1000x803mm) 30S(910x910mm)
大体 10mの展示予定です。
小さめの40Fと30Sをどんな風に展示しようかとあれこれイメージして楽しんでいます。
15日の搬入後作品の画像アップします。



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残照 [絵画]

空海の功徳の宇宙感、アラン・チューリングの狂気の宇宙感、そこに同じモノが在るに違いないと話し合ったこともある気宇な友人だった。。
絵画制作に於いては曾て現代美術にも携わっていましたが、ここ10 数年、具体性のあるものを描きながら、そこに眼に見えないモノ・実在するであろうモノを追い求め、そこを掴みかけていた、その気配があった稀有な友人だったのです。
そんな、特別な存在の人が先月末急逝してしまいました。

手向けるのは、この可憐な草花・紫カタバミが良い・・(^^)/ そんな軽やかさも、持ち合わせていた、それにこれは、うちのベランダで生育したのだから・・(^^)/


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このベランダのゼラニュウムが、【不思議な朱色を持った花で、夏の夕方に太陽が西へ沈みはじめ、陽の光が無くなりかけたころ、周りに虚無的な儚い空間を漂わせ、するりとどこかへ逃げてしまう不思議な朱色が見え隠れする~・・】と語った時、ベランダへ出て、愛おしいそうに散った花弁を集め【この朱色は猩々緋(ショウジョウヒ)が一番近い色かな〜】とも言ったそんな繊細さをも持ち合わせていたのです。
述懐しばじめたら、時はない、、時は止まらない。。

ここ・・・
懐かしく感じてしまう、その仕事場の庭には、何故か、以前持って行った【モンステラ】の枯葉が二枚残されていました、、、


確実に何か言おうとしているけれど・・・


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未だなんのメッセージか判らずにいますが・・・
ただ、こうして(何故?どうして?)眺めていると、一方は完全に影に在り、片一方は半日影に残されている・・
これは必然なのかも知れないと思うと、その不思議に身体が震える…


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この春、共に散策した海辺へも行ってみました。


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少し陽が残って



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今は居ない、消えた浜辺に潮風は吹き、波は押し寄せ、高揚が去った浜辺は悲しく横たわっている。。



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流されてきたこの永劫の容あるモノ達、


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今は笑っていない。。。


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眼を閉じて祈のるばかり・・・


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いつか、いつか、いつの日か、その白い泡立つ潮騒と共に、私もその渦の褥に眠るのだろう・・


で、海で一緒にいろいろ見つけたけれど、
【今回これって、持っていくネ~♪(;´∀`)、一緒に食べよ~】【ウヒョェ~( ゚Д゚)~】

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もちろんこれらの容あるモノ達も、、そのうち今ある当方のモノ達の様に↓↓【笑う石】になるからネ(*'▽')/


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こちら【笑う石】です。。。


なかなかblog更新に気持ちがならず、アップできなかったし、京都市京セラ美術館での【The Space展】も間近に迫り、この案内も次回します。





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五百羅漢と作品展 [絵画]

兵庫県加西市の五百羅漢が立ち並ぶ羅漢寺の境内に【丸居眞記】さんの石彫と【奥田崇美子】さんの木彫が展示されているというので、雨上がりの翌日観に行ってきました。

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【TO(止)】丸居眞記


500体の石仏群と共に眞記さんの作品は正に雨後の木漏日、丸い形の小さな光が、しっとりした苔の中の石彫に降り注ぎ、きらきらと、粛々と楽しくも存在していました。


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【NYU】丸居眞記



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【PAKU】丸居眞記



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【PIPI】丸居眞記



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【YU】丸居眞記


奥田さんの磨きぬかれた作品は庭から眺められる堂内の廊下に展示されていました。

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奥田崇美子 木彫


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奥田崇美子 木彫



五百体それぞれの羅漢さまは、太陽の光を浴びて見事に映し出され、その個性的な表情が魅力的です


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が、裏面の像(かたち)には直接何も語って来ない様だけれど、その裏の羅漢さまには、表にはないより多くの何かを見る想いがあり、深く惹かれました、、


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裏面はとても興味深かったです。


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A像表

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A像裏


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B像表

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B像裏


表と裏を全部検証したい思いでした。。


いろんな羅漢さまがおられて

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ちょっと笑ったはりますよね♪


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花弁の美しさを身に付けて、、羨まし・・


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やっぱり壮観です。


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陽の光があってこその流れが~いいなぁ~


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草むらに持参された石像が


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同じ草むらに巨体蝸牛6cm位


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作品展はは終わっていますが、五百羅漢はとても見ごたえあります。




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AI [絵画]

コロナも収束気味で世間は賑わいを見せてきました。また、元の状態に戻るのでしょうか?
私にはそうは思えません。この宇宙の全ては元に戻ることなどなく、どこかへ未来という未知に向かって動いていると思われます。
我々人間はついに人工知能という多分計り知れないモノを生成しました。
PC・スマホというモノも大きく我々の生活だけではなく、創造という分野にまで大きく関わって来ています。

このBlogで知り合ったkomeさんがAIで画像を創れる機能を教えて下さっていて、何度か試してみました。
komeさんはこんなのを創られてアップされています。こちらyk art diffusionです。


ワタクシメは5月16日から京都市京セラ美術館で 第42回「The Space展」に出品します、が、、なかなか制作は思うに任せず、その気分転換にこんな画像をAIで生成してみました。

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どこまでか判りませんが、この画像は私にⒸがあるらしいです。


ふ~む、、ぱっと見た時、なかなか””いいやん””と、構図も良いし、線は自在で面白いし、どこかに自分がイメージしているモノと合致していて””どないかしたい””と思っている?と思っていたら、こんなのが現れたのか?と、でも、じっくり観察していると、構図が王道過ぎて、遊びがないかなって、で、、今回の制作はモタモタしていたけれど、次回に王道から外れて行く時に、なんとかに””かも””かと(^_-)-☆。。


それに、
今回こちらで知事選挙がありました。投票用紙を持って投票所に向かいますが、その投票用紙だけで、身分など明かす必要は何もなく、誰も私であることを知りません、友人・知人のA子さんにこの用紙を渡して投票してもらっても、全然支障はなかったと思われます。

で、、ふと思いました。スマホなら指紋認証もあるし、全てがペーパーレスに進んでいる現在、こんな怪しげな本人かどうか判らない投票用紙は、スマホでされるようになるだろうと。。。


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【草木萌動】展 [絵画]

このso-netブログで知り合った、あとりえsakanaさんBlogはこちら近くのギャラリーでグループ展に出品されているので伺いました。
当方から車で15分位の【ギャラリーホンダ】さんです。

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主に石を使った個性あふれる沢山のアクセサリーです。

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こちらルビーなのですが、窓辺の光を浴びてより美しく輝いていました。
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展示にもいろいろ工夫があるのですが、【自立する指輪】!確かにヽ('▽'*)丿
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それにお客様への楽しみもいろいろなされていて、こちらナント水を含んだ天然石です( ゚Д゚)
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良い感じですよねー
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いろん形の組み合わせが面白いです☆
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私の作品展には個展・グループ展それに京都京セラ美術館へも来て頂いて、お会いしていましたが、今回sakanaさんの作品展に初めて伺いましたが、お人柄にも一層惹かれてしまい、本当に楽しく拝見させて頂きました。
皆様ご都合つけば是非ご覧ください楽しめます。sakanaさん*和井田千絵*さん有難うございました。


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野澤直之展 山下克彦作品 [絵画]

ここ1年余り、量子物理、宇宙論や物理学の本などに出合う機会があって、この宇宙の外にも未知の世界が広がっているのかもしれないし、何があるのかわからないし、人類はまだまだほんの少ししか宇宙について知らないのだと。

野口総一宇宙飛行士が見た【この先、死】の世界、壮絶な宇宙体験【無重力の世界に包まれて、目の前に球体の地球がまさしくぽっかり浮かんでいる。何年経っても忘れられない光景】だと言われている。
そうっ、地球を俯瞰できる様に、いつかこの宇宙を俯瞰して見れる時がきたら、野口さんが言われる【命があると実感した星は地球だけだった】とおっしゃった様に、「命の耀き」がこの宇宙に在ると思うのかもしれない。
赤字は野口宇宙飛行士体験談より[コピーライト]


そんな中、この地球の片隅で、命の輝きと不思議を感じさせられる彫刻の展覧会始まっています。

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2021年6月に北海道美唄市での友人たちの作品展に同行した際、石狩浜にある【無辜の民】(むこのたみ)本郷新氏の彫像を案内して下さった野澤直之さんの彫刻展です。

残念ながら、今回自分の作品展が5月にあり、追い込み中の他、諸般の都合で伺えないのがとても残念なのです。
もし、期間中北海道へ立ち寄られる機会がありましたら、【ARTE PIAZZA BIBAI】安田侃彫刻美術館 へ!

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そしてまたまた写真と墨の作品がやってきたのですが・・
レイヤーで重なった場にはトンネル効果を見る想いがあり,実際トンネルのようなゲートがあり、その奥にはまた小さな世界をのぞき込める、不思議に満ちたモノ達が潜んで居る・・・そんな宇宙が現れました。山下克彦さんの作品です。

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実際のところ、、画像と文章では表されない作品です。和紙・写真は墨でひっついています。トンネルの様な穴の向こうを、開けてしまうと立体感がなくなり不思議が逃げてしまいそうで、そうです!決断できずにいます。


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Alberto Giacometti [絵画]

心斎橋の ESPACE Louis Vuittonで Alberto Giacometti 《大きな女性立像Ⅱ》展が開催されています。

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1960年 暗褐色の緑青を施したブロンズ Susse Foundry(1961年鋳造、エディション1/6)
277 x 29 x 57.2 cm

ジャコメッティの作品はこうした極端に細く、長く引き伸ばされた人物彫刻を観ます、が、しかし、私がジャコメッティの存在の凄さを知ったのは、彼のモデルとして、偉大な芸術家との対話を、制作の過程をも忠実に記録した、そのモデル矢内原伊作氏著書【ジャコメッティと共に】を読んでからです。
デッサンに明け暮れていた頃にこの本と出会いました。


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ジャコメッティはシュルレアリストから離れ「ただ人間の頭像を主題に扱いたい」と実在のモデルのみと向き合い、他の誰よりも矢内原に、制作の過程で、日常の会話で、率直な言葉を吐いて、矢内原氏との、その濃密な時間を記した貴重な著書なのです。
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冒頭の序:【ジャコメッティからの手紙】それだけを読んでも、日々彼らの作品制作に対峙する関係性が、如何なるものであったかを知ら占められ、感動の渦に打ちのめさせられます。

1961年の記述:【絶望的な困難とたたかい、試作と破壊を際限なく繰り返しながら彼は言う「私には選択はないこれを続けるか生きるのをやめるか、二つにひとつだ」】


友人からもこの Louis Vuittonでの作品、それに映像をを観て【救われる気持ちになった】と言ってきました。深いところまで聴き及んでいないのですが、その感想を聞いて、この【ジャコメッチと共に】を思い出し、
矢内原氏が第一部Ⅰで【なぜならこの彫刻家は虚無をしっているから】と
付録Ⅰ【ジャコメッティのテキスト】から
【時間は水平の円環になった。時間は同時に空間だった。そして私はそれを描こうと試みた】
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この二ヶ所だけ見ても、今の自分の想いに馳せることがあり、もう一度この著書を読み、《大きな女性立像Ⅱ》展 6月25日までしているので観に行きます。


☆☆この著書とジャコメッティのこと以前にもアップしています。よろしければ・・
https://mirro.blog.ss-blog.jp/2014-03-16

https://mirro.blog.ss-blog.jp/2014-03-15



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