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姉川写真館の四季 [演劇]

もう公演は終わっていますが、とっても久方ぶり?というかほとんど始めて小劇場での舞台劇を観に行ってきました。それも満席でした。人気あるんですね。
ジャズライブもそうですが、小さな空間というのは演者と観る側の息遣いが諸に感じられて、華やかな大舞台とは違った手作りの心地良さがありました。

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「姉川写真館の四季」 作:伊地知克介 演出:熊本一 

友人が新聞記者でもある作者の伊地知さんと取材を通じての知り合いでこの機会を得ました。
この劇は題名の通り写真館、写真という文化をモティーフに、初代幕末の写真館主までさかのぼりながら、今我々の身近で起こっている、いじめ・虐待・貧困、それに紛争・戦争にまで及んで物語は繰り広げられていました。私がいつも思っていること、生命はつながっているということ、それは現代の人間社会では容易いことではなく、その中には大いなる悲しみもあって、その悲しみの連鎖を断ち切ることで人間は人間として在るのかなと。。人は希望を持ち人として生きようとする、写真館主とその助手が結婚してハッピエンドなんですが、私としてはちょと陳腐を免れなかったのですが、いろんな、あまりにいろんな不幸がありすぎるる今、やっぱりこれしかないのだと納得でした。


江戸末期から明治初期にかけて各地に写真館ができ、日本人のカメラ好きはこの頃からすでにあったのですね~。
音楽の方もそうですが、今またレコードが見直されていますが、銀塩写真からデジタル写真への移行、これもまたフィルムが良いと言ったことが起こるのでしょうか?

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