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量子論から [量子論]

この3月に出逢った【量子力学の奥深くに隠されているもの】ショーン・キャロル氏著のこの難解な本ですが、自分の感覚だけを頼りに読み進み、判らないモノは判らないモノとして、それらを想い描きながら、自分なりに解きほぐしていたところ【周りからも新しい示唆や縁がやってきて、発見や体験をする機会に恵まれる】この本のお蔭で、改めてのそんな感触を得ています。いろんな出会いがあり、気づきがありました。


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この「ショーン・キャロル氏」の量子論の他に、もう少し判りやすい、別冊Newton【量子論のすべて】という一冊を手にすることができました。この一冊の出現もやはり、縁、出会いによるものでした。判りやすいといっても、、、勿論疑問もあり理解できない部分もありますが、より深く量子とはなにか!ということに、より興味を深くすることとなっています。。

そんな折、これもどこかのギャラリーで、何故か、偶然出くわす方と【あべのハルカス日韓展】でも
「あれーぇ~」とお会いする機会を得て、「またお会いしましたね~☆彡」とお礼状を出したところ、丁寧なお手紙に不思議な作品が同封されていました。これが量子論の多世界解釈に繋がるのではと思えたのですヽ(^▽^)丿。

作品「記憶めくり」8枚綴り
【目はもちろんですけど、手指の感触を味わってもらえればと思っています】
と申し述べておられました。。

一枚目・左端めくるところに、墨が点で入れられていて、紙はひっついています。畳まれているのは手紙です。
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静かにめくるとこんな世界、形が見え始めてきます。角度を変えると形は変化します。
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3枚目・全部めくったところ
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4枚目・また元へ戻してみたりします。
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5枚目・6枚目・7枚目上から外したり、紙の感触を楽しみます。



最終の8枚目:全部開けています。
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ひとつの形だったのが、16個になっていました。

もともと置かれた形はひとつです。

これはマクロの世界で、私の勝ってな解釈ですが、ひとつのモノ、墨という波動が、波束の収縮を生じないで、所謂、波動関数がデコヒーレンス(干渉性の喪失)しないで、墨汁は収縮による状態の消失はおこなわれず、多くのコピー、多世界をみせてくれたのだと思えます(*^▽^*)/


これはマクロの世界のことで、こんなことが起こってもなんの不思議もない当然のことのように思われますが、墨汁もつまるところ、原子から成り立っているし、ミクロ世界の多世界(コピー)への共通があっても良いのではと思えたりします((/;´∀`))/。


このuniverse(ユニバース)と言われている世界がmultiverse(マルチバース)であるかどうか量子論で未だ完全に説明できる段階ではないということですが、
宇宙の波動関数を実在のものとみなし、波束の収縮が生じない、重ね合わせ状態が干渉性を失うことで、異なる世界に分岐していくとの考へは、このお手紙の作品「記憶めくり」にも想いを馳せることが出来て、なんと面白いことなんだろうと思っています。。
それに私はまだこの二冊の本さえ読破していませんし、判らないことが満載です。
でも、出逢った量子理論は今までの想像をはるかに超えた不思議な世界が散りばめられ、広がっていると思えるし、そこは化学・科学・生物・数学etc.の世界に、そして今現在我々の社会生活にも大いに関わっているし、それらに何の知識もなかったいろんな世界を垣間見れる楽しさを感じています。


まだまだ量子論にまつわる事柄がありますv(;´∀`)。
既に知識がおありの方々には教えを頂けたら嬉しいです。


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tomi_tomi

題材から私は拒絶反応してしまいそうですが・・・全ての原点なのかもしれませんね!!
by tomi_tomi (2022-12-10 11:26) 

mirro

tomi_tomiさん
ミクロの世界と我々が目にするマクロの世界とは、様相が違うように思えますが、
おっしゃる様に、原点は同じところから発しているのではと思っています。
by mirro (2022-12-10 21:31) 

響

なかなか自分から手を伸ばさない本ですが
解らないでも新発見があるのはまた新発見でした。
by (2022-12-11 17:26) 

mirro

響さん
初めての世界で、判らない言葉が多数ありました。
言葉以上に関数がまるでチンプンカンプンでした。
関数はさておき、文章や言葉は何度も目にするうち、
自分なりの解釈ですが、判るようになってきました。
例えば、【量子もつれ】【収束する】こう言った言葉、
初めて眼にするものでしたが、
今はどういう状態を指し示すのか、自分なりに納得しています。
ただ、自分にはとても興味深い世界が広がっているのは事実です。
そして、送られてきた手紙は勝手な想像で述べていますが、
当たり前に見える世界ですが、ここにも、物理的な法則に従って
墨の流れと、紙の間の力関係が横たわっていると思っています。
私には数式や関数にはできないですが、、、
by mirro (2022-12-12 02:19) 

kome

量子論ですか、私もそのうち勉強してみます。
ちなみに、宇宙ができる前の世界がどうなっていたかは わからないのですが、下記はちょっとおもしろいです。
https://www.1101.com/ikegaya_lecture/2019-07-26.html
by kome (2022-12-14 23:18) 

mirro

komeさん
宇宙が出来る前を考えること、それも人間の思考の範疇なのですよねー。
アレキサンダー・ビレンキンという人が、宇宙は無から生まれた:
空間さえ存在しない完全な無状態から”トンネル効果”を得てミクロな宇宙を得たと。
トンネル効果というのも、面白い現象ですよ(*'▽')/
でも、”無”は「完全な無」ではいられない、常に無と有の間でゆらいでしまうのだそうです(^_-)-☆
まぁ、全て人間の思考です。
でも、地動説を唱えた段階で、この世界はひっくり返ったのですから
何か見つけられる時がくるかもしれませんよね(;´∀`)

まだまだ、未知の世界です。ぜひ、量子論読んで見てください。
by mirro (2022-12-16 02:07) 

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