富田林市【旧杉山家住宅】重要文化財

富田林市(大阪府)にある江戸時代から続く古い町並みを散策してきました。重要文化財【旧杉山家住宅】等が保存されていて、PLの花火しか知らなかった富田林にこんな歴史の息吹が残っていたのには、少なからず驚きました。




重要文化財の【旧杉山家住宅】です。
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玄関を入ると大きな土間が広がっています。この土間は17世紀中期のもので最も古いものだそうです。



土間の奥は台所・釜屋になっていて、大きなお竈（くど）さんにお釜が大中小並んでいます。



釜屋の天井は排煙されています。



土間の上には薙刀、調度品が置かれ、左奥が【格子の間】と呼ばれ表通りに面していて店の間です。



店の間の【格子】



【大床の間】障壁画は文化文政の頃で狩野散人杏山により描かれたそうです。



【大床の間】の隣の杉戸かな？に微かに何かが描かれた痕跡があり、ソフトでアップしてみると、こんな猫？最初梟かなと思ったりした絵がかすかに浮き出てきました。。



裏庭です。




もう一軒【旧田中家】
こちらは杉山家に比べると新しく重文ではないですが、私はこちらの住宅の方が落ち着いた感じがあって妄想駆りたてられ易く、好みかなぁと(;´∀｀)



玄関入ってすぐの間。
この納戸の照明の向こうに在るikimonoこそ如何にアルナム？((ﾉ∀｀)･ﾟ･｡



綺麗な水屋箪笥に氷冷蔵庫・手動氷かき器・どれも凝ったデザインが魅力的☆彡
あーこの冷蔵庫の氷でかき氷[苺ミルク氷]食べたい( ´,_ゝ`)



あー素敵@こんなガラスで隔てられたい((; ﾟ∀ﾟ)人(ﾟ∀ﾟ; )



こんなしっとりした空間にずーと身を置いて過ごしたい((o(^∇^)o))


こういった昔の日本家屋に接して思い出しました。
私が４才まで住んでいた京都の家は、こんな美しく保たれてはいなかったですが、、古い家で何かが出てきそうな部屋も有り、台所土間に、やはり竈（かまど）があり「おくどさん」とか「へっついさん」とも呼んでいました。ご飯はガスで炊いていた記憶がありますが、、丁度今頃、季節の変わり目に部屋の建具は、襖は簾戸（すど）に障子は簾（すだれ）に整えると、風遠しがよくなり、解放感とすっきり感で夏が来たなぁと、、その後に移り住んだ西宮市(兵庫県)の家は新しいシンクがあって、明るく嬉しい気持ちになったの覚えています。エアコン生活のマンションではこういった建具の入れ替えも必要ではなくなりました。

コメント 6

富田林に古い街並みがあると聞いたことがありましたが詳しく知らないままでした。
重要文化財、有形文化財としてきちんと残されているのですね。
なんだか落ち着きますね。

by つぐみ (2020-06-17 21:09) 

杉山家は参観券が必要で受付もあり、質問すればしっかり返答くれます。
この杉山家が生家の石上露子さんという与謝野晶子さんと同人の歌人がいるのですが、結構ここの”売り”のようでしたが、歌も知らないし割愛しました(;´∀｀)。
田中家は自由さがありました。他にも旧家が保存されています。
散歩としては11.7kmでしたよ(*_*;
by mirro (2020-06-17 22:46) 

出谷先生、ご無沙汰いたしております。
生家の近く、堺市の１旧市内にも同じように昔の其のままに保存されている藤原家があります。子供のころ、広い土間で遊ばせていただき、走り回っていたのを思い出します。
富田林にも昔の町並みが残されているのを拝見し、本当に懐かしく思いました。我が屋も”へっついさん”と呼ばれる大きな窯で、母が朝早く起きてかまどの火を付けていたのをぼんやり覚えています。昔の話ですね。






by 喜久子 (2020-06-19 02:11) 

古い建物は庭も含めて風情がありますね。
ちょうど紫陽花が綺麗な時に行けて良かった。
手動のかき氷機で削った氷はふんわりしてそう。
by 響 (2020-06-20 09:01) 

喜久子さま
お久しぶりです。
古い家は不便ですが、やはり情緒があり、
日本と言う国の良さを思いました。
by mirro (2020-06-20 10:17) 

響さま
季節も良く、古き良き日本を垣間見てきました。
by mirro (2020-06-20 10:23)