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煙樹ヶ浜 ~抽象への想い~ [絵画]

海に宿る遠いikimonoが私のDNAに呼びかけてくるので、和歌山の煙樹ヶ浜へ行ってきました。
ここの浜は砂・石が黒くそれで煙樹ていうのかなと思っていましたが、wikipediによると”日本の白砂青松100選に選ばれている”とありました。全然白くないのになぁ・・・青い松林は続いていますが。
それに浜は急に深くなっていて遊泳はできない荒々しい海辺です。後ろの松林の中、低く高い波の音を聞きながら遠いikimonoと今の自分の有り様に心砕かれていました。

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抽象画、半抽象の世界へ足を踏み入れてここまだ1年足らず、今までは展示した作品の内容を敢えて語る必要はないと思っていましたが、ここへきて抽象という画家と観る人の感性によって創造される絵画であると思われる以上、まだまだ作品への哲学や思想、心理や宗教観などに洗練された深い洞察があるわけではないですが、作品を作ることでそれらを学び、気付き、伝え、語ることが出来るのではないかと思っています。そして今、遠いikimonoからの今ある自分が環境や時間の変化にかかわらず「遠いikimonoが私のDNAに呼びかけてくること」それは連続する同一のものであるということに気づいたここ2~3年の想いが抽象絵画へ向かうことになったのだと思えるのです。
まず作品を観て頂いて、作品がその不思議を語り、そこからより多くの方々にしっかりその不思議を感じていただける作品を創れるよう努力しなければと思う日々です(;´∀`)。

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ここ和歌山御坊の知人宅に所用もあって、この浜はもう夕方になっていました。

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つぐみ

抽象画にも意味があるんですね。
難しいことはわからないので「好き・嫌い」で観ています。

海が生活の中にあるっていいですね。
海からは縁遠い生活です。
by つぐみ (2015-10-23 20:43) 

mirro

つぐみさん
抽象画にも勿論いろんな想いが込められています。
具体的でないだけです。
難しいなんて思わないで、その「好き・嫌い」の感性で
観ていただければと思ったりします(^^♪。

海はすぐそばにあるわけではないですが、
海のそばに行きたくなります(´▽`*)。
つぐみさんがいろんなお花等を観に行かれるのと同じで
私はそれが、海なのかもしれません。

by mirro (2015-10-24 02:52) 

りつこ

うっとりする様な浜辺ですね。特に夕暮れは。

何故人々は海の向こうを何を思い眺めているのか?

明日の事か、家族の事か、恋人の事か、仕事の事か、人生の事か、それか水平線の果てはどうなのか?万物全ての境目はどうなのか?

もっと大きくなって宇宙の境目はどうなのか?

そして、私はいったい何なのか?(@_@)

人それぞれ思いは様々でその様々な感情が芸術になったりするのでしょうか?

しかし、難し過ぎる抽象の世界。(@_@)


その世界はミロサン達芸術家にお任せしまして私は鑑賞を楽しみます(^-^)


IKIMONOって言うタイトルは凄く良いですね。皆平等に思えてうれしいです。

IKIMONOは決して孤独ではないそしてIKIMONOは尊いものと思いたいです。

なーんか、又やらかしてしまいました(>_<)

このテーマを選んだミロサンは木漏れ日の様な暖かい心の人だ。

浜辺で何に触れたのか~又明日の活力になりますね。

美しい浜辺に乾杯!
by りつこ (2015-10-26 20:55) 

mirro

りつこさん
貴女のコメントは私の真髄を突いて、流れるものがあります。
貴女が思っている同じこと、この上なくすっごく難しいことですよね。
でも想いだけはどうしようもないのです。

遠いikimonoが接する海に自分を求め、
そこに愛と死のざわめきがあるのかもしれません。

いつも心に添ったコメントありがとう。
ははは、、、どんどんやらかしてくださいませ\(^▽^)/


by mirro (2015-10-26 22:46) 

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