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「Benesse House」&直島 [絵画]

豊島美術館を訪れて少し日が経ち、そこでの作品への新たな想いがふつふつと感じられてきました。多分これは確実な想いのような気がします。
私はすぐに何事も判断したり想いを述べることが苦手です。頭の回転が遅いのです。。

もう1ヶ月程前になりますが、朝起きようと頭を上げたとたん、V独楽が頭の中で”ビューン”と周りました。そう眩暈だったのです。2、3日気分が悪かったのですが、こんな風にビューンと頭が回ってもしかしたら、頭の回転早くなったかもなぁ~と内心期待していたのですが、相変わらずで遅々としています(*´Д`;)

それで、内藤礼さん作品への新たな想い

美術館内で床のそこここから湧き出て来る小さな小さな水滴、寝転がってその不思議な動きを眺めているいるうち、その水滴が指に触れその水のせいか指が赤く腫れ、帰ってからもあくる日右腕に赤紫の7mmぐらいの斑点が出来ました。なんやろ、気持ち悪るゥ~と 我慢していたら今は消え去っています。同行の友人もお腹周りが〚痒い痒い〛と言っていたけれど、あそこの何かに負けていたのだと思います。
考えてみれば、構成されている素材は生身のikimomoには不適切なものなのでしょう。
「自然と建築、アートが融和した美しい環境をつくりだしている。」とうたわれていますが、
確かに作品と建築は美しく一つのものとして不可欠ですが、決して自然と融合しているようには思えませんでした。
母型という作品で、天井は極力低く設計されていて、楕円に包まれて、子宮を感じることも出来ると思います。未来の宇宙人の住処のようでもあるし、一見癒される空間のように思われますが、でも癒されるような空間ではなく、あの水滴のようなikimonoだけを孕むことが出来る、そこを這いつくばうikimonoだけが現存することが出来る世界になるのかもしれないと、あれはあの建物は遠い未来、これからの生物に適したものなのかもしないと思いました。

我々が描く絵と同じであくまであの建物は作品で、虚構のもので、これからの世界を想わせているんじゃないかと思えてきました。現実とのはざまで、揺れ動いているものではないかと思えます。
そういったものを感じさせる力、こちらに感じ取る見方に、あの作品の意味があるんじゃないかと。

寝転んだりしてリラックスしているように思えましたが、あの作品は自然を取り込んで癒されるような空間じゃないと今は思っています。

あくる日直島にある安藤忠雄氏設計の「Benesse House」へ行きました。
この美術館のために制作された作品とコレクションだけを観て、野外に展示されている作品はパスしました。特に興味あった作品はなく、ジョナサン・ポロフスキーの「3人のおしゃべりする人」↓↓

DSC_0303b.jpg
この3人のおしゃべりが時間差と音程の違いがあって永遠に続く音楽を聴いているようでした♬。。

このアートの島には、韓国、中国からの観光客の他、ヨーロッパーからの外国人女性の二人連れも多く見かけました。アートのサイトを離れ、狭い路地を入って行くと、日本料理店などがあり、ここはごく普通の民家の軒先に出店しているハンバーガー店、フレッシュ・フィッシュと飲み物のみのメニューです。

DSC_0318b.jpg

この時は韓国人がどっと押し寄せ、店を切り盛りしている若い男女が、英語と日本語で対応していました。ここは日本の瀬戸内ではなく、同行の友は根拠なく ”キューバのような感じがする” 等と言っていましたが、確かになぜか違和感のあるとても不思議な光景でした。

バス停にも多くの人が列をなしています。
DSC_0334bl.jpg

夕陽と遭遇しました。淡路島室津パーキングエリアからです。

DSC_0335bl.jpg

この旅行でいろんな想いが交錯しました。また新たな展開が待ち受けているといいのですが。。。


☆コメントから
おはようございます。猫爺です。

瀬戸内海の島々もこうして拝見すると
思い切り観光産業に力を入れている様子ですね。
本土?からの資本投入もあっての事でしょうが、
住民の方々の本音はどうなのかな?なんて考えたりも。

観光客が増えれば島にお金も落ち、雇用も発生するのでしょうが、
その落ちる先が企業の懐だけ肥やすだけではどうなの〜?
とか勘ぐったりも。
作家たちもその片棒をかつぐ役目だけで動員されてるなら寂しい話。

もっとも島の方たちも個々に頑張っておられるご様子、
世界からの観光客との交流も生まれれば良いですよね。

でも本当の感動は、最後の一枚のような風景だったり?
しかも「プライスレス」。

あ、これ、時間と先立つものの無い爺のひがみで〜す。

☆りつこ
豊島美術館part2
そうだったんですか~
未来アート?なんでしょうか。
難しい過ぎる~
徹底した無駄を省く超シンプルで余分な間を取らない表現これもワビサビでしょうか。
生臭く生きる悲哀の人生の私にはその超シンプルな異世界な空間は衝撃的に思えるかも(@_@)
異世界、異質なものに触れるとアレルギー反応をおこすかもしれません。
抗体を作るように心掛けましょう。(^O^)
何時天変地異が起こるかもしれません宇宙人が目の前に現れるかもしれません免疫力を作ってください。(^O^)
3人のお喋りする人
とても面白い、面白いと感じれる所が人間らしく生きているの意味ですか(^^)?
超シンプルな世界では人間は生きにくいです。(;´д`)

☆猫爺様
おっしゃることも大いにあるかと思います
美術館の受付嬢は聞けば島民の方でしたが、
ハンバーグ店の店主は若く他府県からの方と見受けました。
期間限定の遊びなのか、どんな意図があるかは聴き及んでいませんが、
違和感は免れませんでした。
バスは増便されていますし、運転手さんはそれはそれは親切で、
停留所でなくても、観光客が歩いていれば停まって乗せてくれます。
バスの中でオランダからの女性二人連れと少し話しもしました。
まちがいなく国際色豊です。
狭い路地に立ち並んだ家々の前をがやがや通り過ぎる観光客、
さぞやうるさいことでしょう。でも島の繁栄のためには余儀なくされている?

豊島美術館以外の作品は今までどこかで観た作品、似たような作品
が多かったし、他の方はわかりませんが、感動を呼ぶものはなく、
正直私には身を委ねたいアートサイではなかったです。
再度訪問しようとは思えませんでした。

でも大好きな夏、真っ只、海と太陽の照り付ける小旅行はとっても楽しかったです。
サービスエリアでの夕陽の写真を観て同行の友は絵にしたい等と
申しております。やっぱりいいんですよねv(´▽`*)☆彡☆彡

☆りつこさん
内藤礼さんと西沢立衛さんの作品はとても美しく多くの人々を魅了します。

私は内藤礼さんの作品創りの根底にある考え
”次に何が起こるか分からない自然、世界の母体である自然と
人間の生との連続性について考えていくこと。”
この考えに動かされました。この作品にもそれは大いにあると思います。

>異世界、異質なものに触れる

我々生き物は、自然淘汰、天変地異ならそれは受け入れるべきもの
だと思います。宇宙からの水が今の成分じゃなくなった時、
私は一番に淘汰されるでしょう(´▽`*)。OKです♬
でも人間が自ら作り出したもの、それらは避けるべきものかと思っています。

異質なものに出会った時いつも言ってますように
海と陸のはざまで、異世界へ行くかどうかは
その生き物がその有り様で選ぶんだと思います。

ある意味この島々は面白いアートサイトだと思います。
体験してみてください。

☆芸術家が芸靴作品を鑑賞するというのもなかなかな体験なんだなぁと思いました。
素人なら単純に楽しんでしまいますが・・・。
皮膚の異常はなんだか気になります。
ゴミの島だったのがこんな風に再生されるなんてちょっと信じられないです。
ひょっとしてその後遺症として皮膚の異常と関係があたりして???
眩暈はもう大丈夫ですか?
私も数年に一度コマが周ります^^;
by つぐみ (2015-08-22 21:24)

☆つぐみさん
私のアレルギーがどこから来たのかわかりませんが、
産廃の有害な汚水に反応したのかもしれません( *´艸`)
アートサイトとして世界へ羽ばたいている一方
こういった問題も含め、町全体、正直とっても変?異様?な空間だと
感じました。
豊島美術館の作品に関しては、記事のとおりですが
アートサイト、町の雰囲気、なんというか、
どこかそぐわないものが感じられて、、、、、
町自体 歓待しているのか、閉鎖的なのか
何かが違ってる?良く判らない空間でした。
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コメント 8

猫爺

おはようございます。猫爺です。

瀬戸内海の島々もこうして拝見すると
思い切り観光産業に力を入れている様子ですね。
本土?からの資本投入もあっての事でしょうが、
住民の方々の本音はどうなのかな?なんて考えたりも。

観光客が増えれば島にお金も落ち、雇用も発生するのでしょうが、
その落ちる先が企業の懐だけ肥やすだけではどうなの〜?
とか勘ぐったりも。
作家たちもその片棒をかつぐ役目だけで動員されてるなら寂しい話。

もっとも島の方たちも個々に頑張っておられるご様子、
世界からの観光客との交流も生まれれば良いですよね。

でも本当の感動は、最後の一枚のような風景だったり?
しかも「プライスレス」。

あ、これ、時間と先立つものの無い爺のひがみで〜す。


by 猫爺 (2015-08-22 09:40) 

りつこ

豊島美術館part2
そうだったんですか~
未来アート?なんでしょうか。

難しい過ぎる~
徹底した無駄を省く超シンプルで余分な間を取らない表現これもワビサビでしょうか。


生臭く生きる悲哀の人生の私にはその超シンプルな異世界な空間は衝撃的に思えるかも(@_@)


異世界、異質なものに触れるとアレルギー反応をおこすかもしれません。

抗体を作るように心掛けましょう。(^O^)

何時天変地異が起こるかもしれません宇宙人が目の前に現れるかもしれません免疫力を作ってください。(^O^)


3人のお喋りする人
とても面白い、面白いと感じれる所が人間らしく生きているの意味ですか(^^)?


超シンプルな世界では人間は生きにくいです。(;´д`)


しかし、賛否両論な豊島美術館だったんですね。難しい~!
by りつこ (2015-08-22 20:46) 

つぐみ

芸術家が芸靴作品を鑑賞するというのもなかなかな体験なんだなぁと思いました。
素人なら単純に楽しんでしまいますが・・・。

皮膚の異常はなんだか気になります。

ゴミの島だったのがこんな風に再生されるなんてちょっと信じられないです。
ひょっとしてその後遺症として皮膚の異常と関係があたりして???


眩暈はもう大丈夫ですか?
私も数年に一度コマが周ります^^;

by つぐみ (2015-08-22 21:24) 

mirro

猫爺様
おっしゃることも大いにあるかと思います
美術館の受付嬢は聞けば島民の方でしたが、
ハンバーグ店の店主は若く他府県からの方と見受けました。
期間限定の遊びなのか、どんな意図があるかは聴き及んでいませんが、
違和感は免れませんでした。
バスは増便されていますし、運転手さんはそれはそれは親切で、
停留所でなくても、観光客が歩いていれば停まって乗せてくれます。
バスの中でオランダからの女性二人連れと少し話しもしました。
まちがいなく国際色豊です。
狭い路地に立ち並んだ家々の前をがやがや通り過ぎる観光客、
さぞやうるさいことでしょう。でも島の繁栄のためには余儀なくされている?

豊島美術館以外の作品は今までどこかで観た作品、似たような作品
が多かったし、他の方はわかりませんが、感動を呼ぶものはなく、
正直私には身を委ねたいアートサイではなかったです。
再度訪問しようとは思えませんでした。

でも大好きな夏、真っ只、海と太陽の照り付ける小旅行はとっても楽しかったです。
サービスエリアでの夕陽の写真を観て同行の友は絵にしたい等と
申しております。やっぱりいいんですよねv(´▽`*)☆彡☆彡


by mirro (2015-08-23 23:47) 

mirro

りつこさん
内藤礼さんと西沢立衛さんの作品はとても美しく多くの人々を魅了します。

私は内藤礼さんの作品創りの根底にある考え
”次に何が起こるか分からない自然、世界の母体である自然と
人間の生との連続性について考えていくこと。”
この考えに動かされました。この作品にもそれは大いにあると思います。

>異世界、異質なものに触れる

我々生き物は、自然淘汰、天変地異ならそれは受け入れるべきもの
だと思います。宇宙からの水が今の成分じゃなくなった時、
私は一番に淘汰されるでしょう(´▽`*)。OKです♬
でも人間が自ら作り出したもの、それらは避けるべきものかと思っています。

異質なものに出会った時いつも言ってますように
海と陸のはざまで、異世界へ行くかどうかは
その生き物がその有り様で選ぶんだと思います。

ある意味この島々は面白いアートサイトだと思います。
体験してみてください。

by mirro (2015-08-24 01:51) 

mirro

つぐみさん
私のアレルギーがどこから来たのかわかりませんが、
産廃の有害な汚水に反応したのかもしれません( *´艸`)
アートサイトとして世界へ羽ばたいている一方
こういった問題も含め、町全体、正直とっても変?異様?な空間だと
感じました。
娘さんはどう言っておられましたか?

by mirro (2015-08-24 01:52) 

つぐみ

あまり話は聞いてませんが普通に楽しんできたみたいです。
普通の感覚でも好みは分かれるだろうな、とは言ってました。
異様な?空間でしたか。
町の活性化も必要だと思うけれど、それに対してのマイナス部分もあるんですね。
by つぐみ (2015-08-24 20:04) 

mirro

つぐみさん
豊島美術館の作品に関しては、記事のとおりですが
アートサイト、町の雰囲気、なんというか、
どこかそぐわないものが感じられて、、、、、
町自体 歓待しているのか、閉鎖的なのか
何かが違ってる?良く判らない空間でした。

by mirro (2015-08-24 22:39) 

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