石膏像あれこれ

前回の記事を書いて、なんとうちにはいろんな石膏像があったのだなァと。。。
石膏デッサン教室が開けられるぐらいの種類があったなっと( ^)o(^ )
これ等は、収集癖のあるパートナーが買ったり、どこからか調達してきたものだった。
ちょと思いだしてみることに。

ローマ皇帝ルキウスウェルス帝の大顔面
通称大顔面と言って面取り、
立体の対象を面でとらえる練習に使う。
入所してはじめて挑戦したのがこの面取り。






次にアグリッパ。
マルクス・ヴィプサニウス・アグリッパと言ってシーザーに見出された人らしい。この人も長い間描いていたかも。






ミロのビーナス


青年ブルータス。この人とも結構向かいあった。


そうイケメンなメディチも。
”ジュリアン、ジュリアン”と言って可愛がっていた。　
ジュリアーノ･デ･メディチ。
メディチ家豪華王ロレンツォの
息子。






あとアリアス。
髪の毛の巻き毛も美しい微妙な美しさをもった女性。ギリシャ神話に出て来るアリアドネ。
魅了されて何度も挑戦したけれど、とっても難しい像だった。

それと、前述のモリエール
この像からは本当にいろんなことを教えられ、発見があり、一番長く付きあってもらった。。。





おまけのベートーベンのデスマスク







こういった石膏像にもいろんな謂われがあって、そのことにも結構興味深いものがあったりして、
入れ込んだ人や（いやいや石膏像だけれど）、贔屓にした人物もいたりした（*^_^*）。

こんなに沢山あると保管も大変なので、出生のわかるものは持ち主に返還、
気に入っていたアリアスも貸してほしいと言われ貸した後、行き方不明に(-へ-;)
モリエール、トルソーetc.地震でも壊れ１０体ほどあったのが、まぁまぁほどほどに減った現在。

石膏デッサン不要論が以前から論じられていたけれど、昨今は美術、芸術大学への
入学試験でも石膏デッサンを課さないところもあるとかいうことなので、石膏像もそのうち
単なるインテリアの置物にになったりしてしまうのかもしれない？・・・・
光の当たり具合によって、本当に美しいものだからなァ。。

石膏像を描いて形を正確に捉え、明暗・質感・物の動き・流れ等いろんなものが見えてくるし、
それに空間を意識、把握でき、絵を描く時の助けを得ることはできると思う。
それが、石膏像でなかってもよいのかもしれないけれど。

ただ、何事もそうだと思うけれど長い時間一つのものに集中してものごとに対峙していると、
いろんな考えが浮かんでくるし、答えを得ることがあると思う。。そのことが大事かもしれない。

画像はKWACHIからいただきました。

コメント 4

いろんな石膏像があるんですね。
石膏デッサンは基本だったんですね。
私などはデッサンみたいに一つの物に集中することってないかもしれない・・・なんて思いましたよ。
mirroさんのように集中する時間を持つって大切かもしれないですね。

by つぐみ (2013-04-18 21:24) 

これ等の像は一時期うちにあったものですが、
この他にも素敵な像がたくさんあるんですよー☆

ピカソ・ガーシュイン・カルザス・・・・
彼らこそ、すっごい集中力があったのでしょうね。。
で、、天才に成り得たのですよね!!

凡人である私など、ずーとずーとずーと集中できないので、
へなちょこんですよね(-_-;)。
つぐみさんこそ、読書といい、ある種の集中力を感じます
by mirro (2013-04-19 02:15) 

アリアス...彼女は美術室に置いてある中でもいちばんのお気に入りです。名前知らなかったんですけどね(^-^ゞ
美大を目指してたりするのでこの間デッサンしてました＾＾
by 雪燕 (2013-07-22 23:53) 

雪燕 さんお返事おそくなってすみません。
アリアス描いておれれるのですね。
そう彼女は美しいですよねぇ～。
どの像にも謂れと名前があります。
それもなかなかおもしろいのです。
一つの像を集中して描くのもいいと思います。

あなたのリンクされてるサイトへ行ってみましたが、
表示されません。
頑張って描いてくださいね。

by mirro (2013-07-26 22:46)