モリエールの石膏胸像

昨日淡路島震源の地震があった。
横揺れを感じて、『あー地震　じーとするしかない』　とベッドの中で我慢。。。
治まってテレビをかけたら、このあたりは震度４となっていた。

先日買ってまだ立掛けたままだったロールキャンバス(1,72x10m)が倒れもせずにそのまま
だったし、部屋の中、特別何も変わった様子もなく、このあたりはたいした揺れではなかった。

それにしても地震というと２０１１年３月１１日の東日本大震災がまだ脳裏に焼き付いているけれど
ここ大阪南部ではやっぱり１９９５年１月１７日の阪神淡路大震災が思い起こされる。
たいした被害はなかったけれど、とても気に入っていた石膏像『モリエール』『ビーナスのトルソー』
『ベートーベンのデスマスク』３体が壊れた。

いつもは棚の上に置いているモリエールの胸像とビーナスのトルソー、その日たまたま
床に置いていたにもかかわず倒れ壊れた。デスマスクは壁に掛けていたのが落ちた。
どの石膏像もとっても切れ味の良い出来の像だったので、とっても残念だった。
今残っているのはミロのビーナスの首像・青年ブルータス・大顔面(面取り)とその後手に入れた
トルソーだけになってしまった。
今のトルソーは線にきれがなく、もひとつの出来で、気に入っていない。

１７世紀に活躍したフランスの喜劇作家モリエール、家に在ったこのモリエールの石膏胸像ではなく、もっと出来の良い原型に忠実な石膏像で長い日々デッサンに明け暮れていた。色んな発見があり、教えられたので、そういう思いもあって、地震になると、モリエールの石膏像が思い出される。


これぐらいの被害ですんで有難いと思わないとだめだけれど、やっぱり残念だった・・・今も。

何が違うのかわからないけれど、最近の石膏像にはあんな質感と線が感じられないから。



う～ん・・・モリエール　画像だけど、眺めてたら今なおやっぱり綺麗ー☆美しいー☆
画像はKWACHIからいただきました

コメント 2

我が家でも物こそ、落ちませんでしたが結構揺れを感じました。

「何か違う」・・・やっぱりどこか違うんですね。
思い入れがあったでしょうから残念な気持ちわかるような気がします。
by つぐみ (2013-04-14 16:03) 

なんでしょうね、、、もう忘れていたのに、
この地震で思い出してしまいました。
ずーと眺めていると、たかが石膏なのですが、
美しい石膏像は美しいのです(；一_一*）)。
by mirro (2013-04-15 02:14)