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歌劇「アイーダ」 [音楽]

今まで範疇になかったオペラを新しくなったフェニーチェ堺へ観に行きました。 

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昨年の夏に友人が薦めてくれた「SALOME」のDVDを観て以来、オペラも面白いんだと思えていました。
この「AIDA」全4幕の演出をしている粟国淳さんは、この日東京の新国立オペラでプッチーニ の《ラ・ボエーム》の演出があったため舞台への登場はなく、お会い出来なかったのですが、オペラを勧めてくれた友人は粟国淳さんとお母さまの粟国悠子さんとは、共にイタリア在住以来の友人で、長年懇意にしていて私もお目にかかれました。美しく素敵な方で私の拙いこの日の「AIDA」や「SALOME」への想いも聴いてくださいました。この日に東京へ帰られるので、ロビーでの束の間でしたがオペラのお話も出来て楽しかったのです。

友人は招待されていて1階の特別席でしたが、私は3階の庶民席( *´д)/(´д`、)でしたが、前に席がなく舞台全体を眺められ満足でした。

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写真が撮れないのが残念ですが、舞台が開けると多角形のなだらかな段差が3段あるボード?が右手に広がり、快い位置に人物が配置され、簡潔で広がりのある空間が装置されていました。

物語の内容はアイーダがエジプトで祖国エチオピアと恋人ラダメスとの間で苦悩し、ふたりで死を選ぶ物語ですが(詳しくはWikipediaででもご覧ください )いくら天国の扉が開かれ光が射しているといっても、ハッピーエンドを望むわけではないけれど、ふたりが一緒になるのは、死しかないのかなーと虚しく儚く、必ずしも死が最終手段で美しいとも思えないので、オペラは喜劇もありますが殆どが悲劇だと言われているし、この先耐えられるかなぁ~と思ったりします。

でも、岩穴で最後の思いの丈を交叉させるシーンは感極まり胸に迫り来るものがありました。全ての出演者の立ち居振舞いが洗練されて美しく、歌唱も秀逸で解らないイタリア語だけど説得力がありました。
粟国淳さんが「オペラは面白い」と言っておられるのですが、確かに心打ち、垣間見られるhazamaはあります。

下記抜粋です。
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