SALOME サロメ

年代もののオーディオスピーカーからとうとう雑音が聞こえだし、先日、日本橋まで出向いてスピーカーとターンテーブルを新調しました♪ヽ(^▽^)ノ♪。たいしたシステムではないのでCDはそれ程変わり映えしないような音ですが、レコードは良い音に変身したようで嬉しいのです(∩´∀｀)∩。先代が集めたレコードはちょと検証してみましたが、レーベルのところにも殆ど傷などないし、大事に聴いていたと思えます。先般お邪魔したOYAGサウンドの南野さんも【ELLA and LOUIS】のレコードでしたがとてもいい状態だと言ってくださっていました。まだこの画像の他に何百枚のレコードあるのです(;´∀｀)。これから少しづづ制覇していこうと思っています(^♪^)/。



そんな折友人がたまたまDVDを数枚持って現れ、その中の舞台装置・演出が抽象的で私好みかもしれないとこの【SALOME】を薦めてくれました、どうかなと。。



オペラは殆ど観たことがないのですが、、この【サロメ】は装置もとても単純で一場面しかなく、特にそこでのサロメの預言者ヨカナーンへの想いが、サロメの表情が、刻々と変貌していく様は恐ろしくもあり美しく、ヨカナーンの首を抱きながら包まれた布の中にはまだヨカナーンの身体がサロメと共に在るような動きが感じられ、ドイツ語はわからないけれどヨカナーンへの振り向いてもらえなかった想いが切々と語られ謡われ、多分、それだけ自由に想像出来て胸迫る想いがありました。。王の前で踊るサロメの妖艶な舞いにもただならぬ殺気と意志があり、オペラ【SALOME】がこんなにも胸打たれるものだったとは！もう少しDVDもしっかり観てこの物語にも拘ってみようと思うのです！

絵画にも多く描かれ残酷な【SALOME】のイメージは完全に払拭されましたが、この場面でその血の色はとても赤いとされる”猩々緋”（ショウジョウヒ）を想いおこさせられました。

それと同時に想いが達せられなかったことで古今東西“”男””を残酷に殺す物語は沢山ありますが、その焔に想いを寄せ馳せることはできます。。。。。

コメント 2

オーディオ、新しくされていい音響で聴かれてるんですね。
一時はレコード針も手に入りにくいこともあったようですが最近はレコードの復活でいろいろ購入もできるようになってるんですね。
「サロメ」は題名くらいしか知らなくて、というか知りたくないので無意識に拒否してます＾＾；
by つぐみ (2019-07-08 20:55) 

つぐみさん
「SALOME」私も絵画に於いても興味なかったし、ましてやオペラなんて
といったところでしたが、このオペラでのサロメは
今までの既成観念を覆してくれました。
この演出は舞台装置もそうですが全体に抽象化されています。
グロテスクな感じはないですよ。
素晴らしい芸術作品として昇華していると思いました。。
Malfitanoというオペラ歌手の凄さにも驚きを持って観ていました。
あらためてこういう『SALOME』もあるんだと。

低迷だと言われていましたが１０年位前に既にネットでレコード針買っていました。
ターンテーブルもアンプもその頃買い換えています。
by mirro (2019-07-08 22:08)