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富士山を観るⅢ [絵画]

多様な富士山を観ましたが、五合目の駐車場・売店付近を離れると、ひっそりと少し怖さのある風景が広がっていて、この日は穏やかでしたが、強い吹き下ろしの風で樹々は地を這うように傾いていました。これより上は人を寄せ付けない何者かが潜んでいるんだろうと思いました。

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富士山の大沢崩れは現在も進行していて落岩の音が絶えないし、大沢崩れは拡大して立ち入り禁止となっていると聞いていたので、富士山も崩壊しつつあるんだ…どんな状態なのだろうとwikipediaを見てみると
『侵食谷の発達は別に異常のものではなく、現在の富士山の地形は地形の輪廻からすると幼年期であり、やがては風雪などによって侵食が進み、開析された山体となっていく運命にある。』
とありました。
☆開析(かいせき、英: dissection)『一定の連続性を有していた地形面が、侵食などの影響により多くの谷が形成され、地形面が細分化される事象。連続した地形面が短時間に形成される断層地形や火山地形に特に意味を持つ。』wikipediaより

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富士山から帰ってすぐに作品として描き、そして色んな富士山の在り様を想い、このブログに記事・写真をアップしながら1ヶ月余り経ってみるとwikipediaにあったように、富士山はまだ幼年期なんだから、ずんずん成長していずれ今の形では無くなるのは、地球しいては宇宙の運命と同じなんだと、全てikimonoは強くも儚くも変化し続ける存在だと思う時、特別視していた富士山もいとおしく同じikimonotと思え不思議と私の間に横たわっていた手強い何者かも、すこし溶けていくような感覚を抱くことができるようになりました。

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偉大な富士山を自分のものに出来るとは思えないけれど、こうして手探りで触って行ける感覚を得たこと、出来るようになりつつあることを嬉しく想い、この旅の成就に手を差し述べて、共に楽しく面白く過ごす事が出来た、Y氏とT氏には感謝の気持ちで一杯です。。大阪画材の山口さんにもご協力頂きました。皆様有難うございました。

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コメント 2

つぐみ

富士山も地形的には幼少期なんですか。
地形の単位って万年単位でしたっけ?億でしたっけ?
でも崩れていくのは惜しいですね。

記事が削除されてしまってたんですか。
パソコンって時々わけがわからないことが起こりますよね。

年末であわただしいのでお休みもいいんじゃないですか。
by つぐみ (2018-12-07 21:19) 

mirro

つぐみさん
今の形になったのが、1万年前だそうですよ。
1万年で幼少期ですから、
何回昇天したら良いのでしょう(´∀`=)?

PC修理に出そうと決心したら
虹色のバーコードが前面に現れて
ついにダウンしましたわ\(//∇//)\

by mirro (2018-12-08 01:29) 

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