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ヨコハマトリエンナーレー2017ー [絵画]

横浜美術館で開催されている『ヨコハマトリエンナーレ』2017-島と星座とガラパゴスー
関東方面へ出かけたので行ってきました。2017.8.4--11.5迄開催
コンセプトは以下だそうです。
☆「島」「星座」「ガラパゴス」は、孤立や接続性、想像力や指標(道しるべ)、独自性や多様性など、色々な捉え方のできるキーワードでもあります。このタイトルを手掛かりとして、先行きの見えない複雑な時代に、人間の想像力・創造力をもって、未来への知恵を多くの人々と共に考えていきます。

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建築は丹下健三さんです。1989年11月3日に開館

一番印象深かったのはこの川久保ジョイさんの作品で
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「Atlas'Wall」900x450cm
Walls of the museum sanded and polished with the shape of an economic graph.
美術館の壁を紙やすりで削り磨きした作品で、自身の個人史と時間軸の中で変化する土地の価値を地図上に配置しグラフにしたものかと。。。

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この作品には川久保さんの生き方やその背景にある哲学、生きざまがあるのだろうという想いは推察することができましたが、十分理解するまでには至らなかったです。
ただ作品自体はとても美しく全体からikimonoの息遣いが感じられ、磨かれ削られた細部はこんな風になっています。
画像では判りませんが、深く削られ抉られた奥深くには蠢く不思議なikimonoの存在がありました。

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Walls of the museum sanded and polished とありますが、この作品は美術館自体の壁を磨いたり削ったりしたものではなくご自身が作られた作品を設置されていますが、
でも横浜美術館では現代美術を幅広く展示し扱っているので当然だと思われますが、作者の意図に沿って美術館の壁を自分の作品として扱うことができ、好みの色に素材にできるんだそうです、イベント毎に壁はやり替えるそうです。

後デンマークの作家Olaffur ELlASSON (オラファー・エリアソン)氏のワークショップがあってエチオピアの孤児救済のための照明造りに少し参加してきました。写真後ろの緑に光っている作品に足していきます。

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赤レンガ館の方は映像作品が多く、ひとつの曲を異なる部屋(9のスクリーン)でそれぞれの肢体・仕草がまるで現実にそこに在るかのように歌い楽器を奏でていて、バラバラなようなのに9つの映像と音楽が奇妙にマッチングした不思議な空間を感じさせたRagnar KJARTANSSON(ラグナル・キャルタンソン)の作品「The Visitors」にかなり見聴き入っていました。

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見えないものに想像をめぐらし、はっと垣間見られても、するりと抜けてしまうikimono達に、深く想いを馳せ憧れを強くしました。

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つぐみ

「イベント毎に壁をやりかえる」って斬新ですね。
ワークショップも面白そうです。
こういう展覧会は行けば面白いのでしょうがなかなか行く機会がないです。



by つぐみ (2017-10-23 20:47) 

mirro

画面が深くえぐられているので、スタッフに壁面のこと聞いたんです。
そしたら、この作品は美術館の壁面を削っていないことが
わかったのですが、いゃ~太っ腹ですよね、
どこかの美術館なんかちょとしたキズも許してくれません。
現代美術を扱う場合必要な条件なのでしょうね。

他にも参加型のものありましたが、結構楽しんできましたよ。
他にも文化村アートミュージアムとか行きました。
アート三昧でした。
横浜は中華街もいきましたが、
街歩きは雨だったので時化気味でした。(。◕ˇдˇ​◕。)/


by mirro (2017-10-23 23:45) 

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