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絵の見方いろいろ [絵画]

『アリス』という友人がいます。私はmirro(ミロ)と呼ばれていて、アリスとミロの関係ですv(^^*)。
彼女は私の絵を観て物語を語ってくれます。今回の個展の作品にも私には思いつかない想像豊かな物語を語ってくれました。会場で絵を見て思ったことなど、いろいろ話ししたかったけれど、他の方もおられて、なんとなく気恥ずかしくてできなかったということで文章でいただきました。。

saiz.jpg『アリス』:家に帰り、夜、布団に入ってから、人気のない夜の茶屋町画廊でpot-holeの中から漂い出て来たikimonoたちが、breezeに乗って漂い流れ、あるmonoは他のpot-holeに入り込み、あるmonoはお互い同士でポヨンポヨンとぶつかり合って遊び、resti(遺跡)のぼんやりとした輪郭が夜の光の中で徐々に明らかになってゆき、おどろき恐れて跳ねまわるmono、好奇心に駆られてこわごわ足を踏み入れるmono…なんて思いを巡らせながら眠りにつきました。作品たちはもうご自宅に戻ったのでしょうか。ミロさん、夜中に起き出したときにikimonoたちを誤って踏まないように、また一緒に遊んでいるうちにあちら側に迷い込んで帰って来られなくなったりしないように、くれぐれもお気をつけて下さいませ(^_−)−☆

130kotenkanban.jpgミロさんの作品は、私にとってはあちらの世界をちょっと覗かせてくれる窓口だったり、一緒に遊べる謎のikimonoが出て来る楽しいものなのに、他の皆さんには難しいものなのでしょうか…?

見方が正しいとか間違ってるとかは私にもわかりませんが、ミロさんがメールに書いて下さったように、作品を見ながら湧き上がってきた思いを自分勝手に私は楽しんでいます。それは絵画に限らず、文学でも音楽でも映画でも、人間でもそうなんです。それで、自分と同じものを見て共感してくれる人もありがたいし、自分と違ったものを見たり、自分が気がつかなかったものを見つけたりする人も面白いです。

☆以上殆んど原文です。

今回の作品展で色んな感想をいただきましたが、難しい良く解らないという感想が60~70%はありました。そのことも彼女に言いました。
絵を観るということはどんな風に観ようが自由だし、絵の構成・絵の具の使い方等を見ようが、音楽を感じようが、彼女のような見方もあると思うのです。

ikimono .jpg解らないらないものは判らないし、その解らないものを見ているという不思議もそこにはあると思うのです。答えがひとつということはありえないし、わからないものを見ていることができるという不思議、その不思議を感じて欲しいと思ったりします。描き手にしても全て解って描いているわけではないと思います。

アリスさんが言うように私も自分では思いもかけない感想をいただいたりすると嬉しいし本当に驚きますし、その目線で眺めてみるととても興味深くそれは新しい発見に繋がります。
彼女の想いから茶屋町画廊全体が ”ikimono のるつぼ” になって、ざわめき・揺らぎ・蠢いていたと思えました。

尾方ccc.jpg『2017年初詣の海』年初めの抱負で書いた文です。
今も同じ想いです。
【今年も目に見えないもの、日常の中にあるけれど、隙間にするりと逃げてしまうikimonoを描きたい、、少しでも触れてみたい、そんな未知のものに接してみたい、という思いがずーとあります。少しでもそれらに近づきたい、そんな年の初めの想いです。】

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つぐみ

アリスさんの凄い想像力(創造力?)に圧倒されます。
私には創造力が欠けているので抽象画に限らずどんな絵でも「好き嫌い」と感じるままです。

>解らないらないものは判らないし、その解らないものを見ているという不思議もそこにはあると思うのです。

そうですよね。
人それぞれの感性がありますしね。
見ないよりは見て何かを感じることが大事かな、と思っています。
mirroさんがそういう発信ができることが素晴らしいと思います。
by つぐみ (2017-08-16 20:21) 

mirro

つぐみさん
>見ないよりは見て何かを感じることが大事かな、と思っています。
はい、、
なんやろこれは?で良いのではないかと思っています。
解らないものであっても縁あってそのものと接している
”わからない”その不思議が大切かと思っています。

by mirro (2017-08-16 22:48) 

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