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MARK ROTHKO(マーク・ロスコ) [絵画]

先日アトリエを片づけていたら、確か1年以上前に友人宅から持ち帰って借りたままになっていたMARK ROTHKOの画集が出てきた。。この画集は1995年9月から翌年3月まで各地を巡回した展覧会の折に発行されたもので、裏表紙にはカタログと記されているけれど、表紙もりっぱでなかなか重厚な体裁のものになっている。この大々的な展覧会、大阪へは巡回してなくて観る機会を逸し、ROTHKOの作品は国立国際美術館など他の美術館で数点観たぐらいだった。

で、そろそろこのりっぱな画集も返却しなければと、もう一度ゆっくり詳細に眺めていたら、初期のもので海辺の人物が生き生きとしたリズムで描かれているのもあるけれど、やっぱり矩形が確立された時期の作品に魅了された。

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この色面と色面の微妙な境界線、今回この画集を観ていて、この不思議な線上に入り込むことができ、ここに想いを馳せることができた、いつも想う、、、境界線ってなんなんだろう?

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海と陸の境界にいつも想いを馳せているその同じ波、線がここにもあった。移り変わる波打ち際、海が陸に変わる境界線、いつも不思議に思っているその同じものがMARK ROTHKOのこの絵の内にもあった!!

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川村記念美術館が所蔵する ROTHKO の作品7点早い機会に観に行こうと。

上記には書けなかったこと、りつこさんへのコメントで後日記したもの:

ロスコのこの境界線に世界中の人が魅了されていると思います。
他の多くの画家も境界線には満身の想いを込めますが、
ロスコの境界線は単なる空間ではなく特別です。
他の画家にはない、“はざま” だと思いました。
嘗てIKIMONOが海から陸へ上がって来たように、
また上がって来なかったIKIMONOがあるように、
揺れ動く空間なんですね。
ロスコの境界線は、波打ち際のようにざわめきもあるし
不確かな不思議なところ。。
まぁいろんな想いを馳せることができて、いくらでも遊べて面白いのですv(´▽`*)

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つぐみ

東京へ行った時に蓮の花を見ようと探した時にこの美術館を訪れました。
以前工事中の際の巡回展で所蔵品は観たことがあったのですが内容をほとんどおぼえていないのです(トホホ)。

まさかこの時は千葉まで行くことはないと思っていたのに蓮の花とお庭が綺麗そうだったので行ったのでした。

そこの「ROTHKOの部屋」がとてもよかったです。
素人には単純に見える絵ですが奥が深そうですね。

この美術館自体、お庭も含めてとても素敵な場所でした。
日本画の展示ブースが閉館中で観ていないのでまた行きたいのですがなにせ遠い・・・。

でも是非是非訪れてみてください。


by つぐみ (2015-03-21 22:05) 

mirro

はい、つぐみさん
ロスコのこと、川村記念美術館のことブログにかかれていましたよね。
で、今確認しに行ったら、私はコメントしていませんでした。なんでやろ?
いつもコメントしてるつもりなのに、失礼しました(-_-;)

そうです、何点か観ていますが、ロスコの絵は単純じゃないです。
大きな色面も微妙に色が塗り重ねられていますよね。

つぐみさんとはいつもどこかで縁がありますよね。
川村美術館早い機会に行こうと思っているのですが☆

by mirro (2015-03-21 23:23) 

りつこ

あ~、出ました!
オークションで何十億円かの絵画(*^^*)
ドヒャー恐ろしいや~!

境界線、色と色の交わる区分難し過ぎて何だか哲学的な要素がしっかり組み込まれていて、これぞわびさびの世界観なんだろうな。

川村記念美術館って千葉なんですね遠いな。
でも観てみたい。

究極のわびさび絵画

鑑賞者がどう捉えるか、この絵画嫌いな人はいないだろう。

万人がなぜが惹き込まれるこの、何故か?
が何かなんでしょうね。あー難しい。

失礼しました。
by りつこ (2015-04-02 16:08) 

mirro

りつこさん
ロスコのこの境界線に世界中の人が魅了されていると思います。
他の多くの画家も境界線には満身の想いを込めますが、
ロスコの境界線は単なる空間ではなく特別です。
他の画家にはない、“はざま” だと思いました。
嘗てIKIMONOが海から陸へ上がって来たように、
また上がって来なかったIKIMONOがあるように、
揺れ動く空間なんですね。
ロスコの境界線は、波打ち際のようにざわめきもあるし
不確かな不思議なところ。。
まぁいろんな想いを馳せることができて、いくらでも遊べて面白いのですv(´▽`*)

by mirro (2015-04-03 01:36) 

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