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古市古墳群 [雑感]

お天気の良い日、羽曳野市から藤井寺市にかけて4世紀から6世紀に築造された、大小様々の前方後円墳・方墳・円墳を巡ってきました。

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空から見ると古墳の全容が判りますが、地上からだとこんもりした木々が茂った丘のようなものしか見えないのです、、濠があり不透明な深い緑の水面に映る姿はここでしか見れない風景がありましたが、、スマホの撮影だったから?(´∀`*)?もう少し変化に富んだ対比のある彩を、撮れなかったかなーと、心残りでもありました。。;:;;(ー_ー;!!

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ただ、この古墳群、濠の周りに金網の柵があり、中へ入ることができないのです。
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ふと、以前訪れたローマの遺跡の中で金網が張ってあったのは一つで、後、大理石の床が痛んできていて、ロープが張ってあったのが一ヶ所ありましたが、殆どは解放されていました。またそのまま住居として生活している建物もあるのです。それにカタコンベは日時制限がありますが、入ることは許されています。
いろんな環境が違うしローマと、この古市古墳群を比べることはできないにしても、このこんもりした墳墓のなかに入って当時を偲ぶことができれば、また、全体を俯瞰する眺望があれば、より魅力的になり、昔日に想いを馳せ探索心も湧きあがるだろうと思いました。周りは新興住宅街であり、ただただ、外から眺めているだけでは、心を動かされるのは難しいかなーと思いました。

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この古墳は「応神天皇稜古墳」で、堺市にある「仁徳天皇稜古墳」に次ぐ大きさがあり、体積では日本一なんだそうですが、そんな史実の自慢 (≧∇≦)だけではなく、嘗ては、墳丘を里山として利用したり、濠の水を水田に引いて古墳と共存していたそうです。 江戸時代には応神天皇を祀る六角堂へ至る桜並木があったそうです。我々庶民はそこに眠っている遠い人に想いを馳せ、ただただ囲ってしまうのではなく、観光地化して騒ぐのではなく、魅力ある世界遺産となって、墳墓と交わる方法が有ればと思ったりします。

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コメント 4

middrinn

古墳は墓であり、そこに眠っている人がいることを考えると、
観光地化して騒がしくするのは、如何なものでしょうか^_^;
by middrinn (2019-02-10 17:22) 

mirro

middrinnさん
この古墳時代は「謎の時代」と言われ、わからない事だらけで、いろいろな説があるのですね。史実の調査は専門家に任せるとして、嘗ては、墳丘を里山として利用したり、濠の水を水田に引いて古墳と共存していたそうです。 江戸時代には応神天皇を祀る六角堂へ至る桜並木があったそうです。我々庶民はそこに眠っている遠い人に想いを馳せ、ただただ囲ってしまうのではなく、観光地化して騒ぐのではなく、墳墓と交わる方法が有ればと思ったりします。今の藤井寺市、羽曳野市は、ガイドマップ等だしながら墳墓を囲って、静かにお眠りさせているだけなのかと思ってしまいます。

余談ですが、大阪の住吉大社の太鼓橋を〇〇人が、キャリーバッグを引いて渡っていたそうです\\\٩(`^´)۶////
by mirro (2019-02-10 19:06) 

つぐみ

百舌鳥古墳群と合わせて世界遺産への登録を目指しているんでしたっけ。
古墳ってそばで見てもただこんもりとした林しかわからなくてピンとこないことが多いです。
初めて飛行機から見下ろしたときこんなに古墳が多いのかと感動したことを思い出しました。
馬見丘陵公園みたいにうまく活用できたらいいですのにね。
by つぐみ (2019-02-11 22:45) 

mirro

つぐみさん
馬見丘陵公園は広い敷地があり公園として機能していますが、
ここの古墳はざーと数えただけで10数墳が独立して点在しているのです。
既に住宅が犇めいていますし、なかなか難しいです。

絵のモティーフになるものがあるかもしれないと、約18kmを歩きました。
まだ子供の頃ならば、この古墳に入ってかくれんぼをしたり出来たかもしれませんネ。
古墳の周りは建売住宅が犇めいていて、情緒などどこ吹く風ですが、
緑の古墳と濠に映った不透明な緑と濠そのものの色etc.空の雲など
絵にしようと思ったら、出来ない事のない風景がありました。
いつかまた私の内から出てくることがあるかもしれませんわヽ(^▽^)丿


by mirro (2019-02-11 23:15) 

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