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「ブルージュ・トリエンナーレ2018」クジラのインスタレーション [絵画]

これはベルギーのブルージュ市で開催された「ブルージュ・トリエンナーレ2018」に出品されたクジラのインスタレーションです。

以下の画像はいつもブログにお邪魔させてもらっている外科医で医療・旅行・音楽のことetc.アップされているomoromachiさんから頂きました。昨年旅行された折にこの鯨のオブジェに出会われ撮影されたものです。

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これ等の画像を見て吃驚しました。鯨自体がアースティティックで社会的メッセージもあり素晴らしいものですが、特にこの上下2枚のomoromachiさん撮影の構図に眼がくぎ付けになりました。運河に沿った中世の建物が鯨に迫り、青い空に跳び上がって行く鯨を際立たせた素晴らしい作品になっています。被写体をこんなにも上手く取り込んだ手法に感嘆させられ惹かれてしまいました。そしてこのオブジェが全てプラスティックごみだったことに二度驚きましたが。。


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ニューヨークが拠点の建築デザイン事務所「Studio KCA」が手がけたもので、海に漂う約1億5000万トンものプラスチックごみの存在に関心を持ってもらうのがねらいで「Skyscraper (スカイスクレイパー)」(The Bruges Whale)という名がつけられています。。


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運河から飛び出さんばかりにジャンプしているクジラの体長は約12メートル。材料はすべて、海を漂っていた5トンのプラスチックごみです。。この作品を近くで見ると日本の水産会社の名前が刻まれたカゴも多く見られ、東日本大震災で流れ着いた物もあり、日本語の文字で書かれた標識も結構あったそうです。。


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昨年の新聞にマッコウクジラの胃袋からプラッチックごみが5.9Kgという記事があり、先般奈良の鹿の胃袋からも相次いで異物が見つかり、中には重さ4.3kgもあるものもあり、そのほとんどがプラスチックごみだったと報じられていた矢先だったのです。。

海洋に廃棄され細かくなる中で、次第に多くの生き物に取り込まれ、最終的には人間の体内にも影響を及ぼしかねません、人類が進化させたプラスチック我々人間が取り組む問題です。
我々の周りはもうプラスティックで成り立っているといっても過言じゃないかと思えます。プラスチックに代わる自然に帰るモノをまた人類は見出すのでしょうか?
人間はどんどん便利なものを進化させますが、大きな代償を払っているのかもしれません。
以上 の内容はomoromachiさんにお教え頂いた事と私の感想が入り混じっていますm(;´∀`)m

omoromachiさんが出会われ、私が感動する連鎖をとても幸運だと思っています。有難うございます。
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