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大舩真言展 [絵画]

大舩真言展 「中空」が 浄土宗應典院で開かれていました。10/28日に終了しています。
【あらゆる事象の境界に立ち現れるゆらぎ(web)や空虚(void)を表現してきた】とあり
自分も境界「HAZAMA」に感じるものがあり今回の個展にも表現したかったものだったので観に行ってきました。

IMG_1455c.jpg

<text Untitled>
38cmx53cm
言葉、シート、アクリル
Words,sheets on acylic

IMG_1464c.jpg言葉:画像では判りにくいのでタイプします。

「窓、外を眺める自分 外から見える内側

  水平線は何かを分けているのか
 大地と海、水と空気はつながり合う

    光が映し出す
   暗闇の一員となる

 何かを眺めているのか、自分がその中に居るのだろうか

   往還する意識は緩やかに心の中で消えて溶けてゆき
      内側は無限の外界で満たされてゆく」


頭上からのアクリル板を避けて屈んではいると
<ロビーギャラリー>
installation Breathing
人、窓、フィルム 他
human being, window, sheet, etc 協力:國本文平 Bunpei Kunimoto

IMG_1465c.jpg

<本堂>
installation VOID
VOIDτ, φ270cm, 2018
岩絵の具 顔料 麻紙
Powdered mineral pigments on hempapaper mounted n boad

IMG_1455c.jpg

堂内は真っ暗で最初はこの球体↓↓のようなものしか見えません。目が慣れてくると上↑↑ような作品に仏様も見えてくるのです。

IMG_1451c.jpg

真っ暗な中に設置された座椅子に留まって、本当は平面の麻紙なのに、不思議な球体をみていると、青い部分は微妙に変化して青から紫にそして薄いピンクに変わり、真ん中の白い部分がちりばまれて、背骨の小さな小さな断片の様なものが沢山現れ、底面の黒い影の塊から、何かがばら撒かれてきたりします。。本当は何を見たのか何があったのか、今のところ収拾がつかない状態ですが、不思議な世界がありました。
何かこういった不思議なものと対峙するとその時は「なんなんだろう?」と思っていて日を重ねて
反芻していると、気づき何か見えてくることもあるのです。それも楽しみなのです。


應典院は大蓮寺@大阪市天王寺区下寺町の第3世に当たる誓誉在慶の隠棲所として開基された塔頭なのだそうですが、私が在籍していた高校が下寺町の寺院で授業を開始したと聞いたことはあったのですが、寺院に入ってすぐに「大阪府立◯◯◯高等学校発祥の地」と看板が挙がっていて、巡りあわせにちょとびっくりしました。調べてみると明治29年のことでした。

IMG_1476c.jpg

背後に生国魂さんの樹々と石垣が迫りとても気持ちの良い静かな墓地が広がっていました。見事です。

IMG_1469c.jpg


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つぐみ

應典院もユニークな活動で新聞にも載ったりして興味を持っています。
こういうギャラリー的な開放もされているんですね。
機会があれば訪れてみたいです。
ご縁って不思議ですよね~。
ふっと繋がったりして。
by つぐみ (2019-10-30 22:47) 

mirro

つぐみ さん
ご存知だったのですね?いろんなイベントされてるようで
友人何人か訪れたことがあるって言ってました。
谷九で友人が個展をしていて、そのついでもあって行きました。
こちらがメインだったのですけれど(;´∀`)
by mirro (2019-10-30 23:44) 

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