torso (トルソー) [絵画]
SIMON EVERINGTONさんの【torso】を観て来ました。LADS GALLERY 今日(7/29)終了しています。
Simonさんの作品展でいつも思うことは、ギャラリー空間と作品展示が絶妙で、その手腕に感心させられます。作品とギャラリーが一体化して素晴らしい空間になっています。
今回の【torso】はセメントに白いジェッソを塗った物体なのですが、torsoというものが持つ不完全さが、見る側にあらゆる想像を託してくるし、自分自身が感覚を研ぎ澄ませば、その物体はあらゆる方向に見え隠れし、揺らぎ、広がり、時間の観念さへどこかに行ってしまう、そんな存在の作品かと思えました。
ドンゴロスに入れられ絞り出されたセメントという素材は、するどく深く柔らかく彫られ、微妙な明暗となってより生気を感じさせ、大理石等にはない美しさを見せてくれました。
Simonさんの【torso】は、ローマで出会った崩れゆく遺跡の中に観たもの、また宇佐美圭司回顧展 ー絵画のロゴスーで見た同じものがありました。
以下は LADS GALLERYサイトより
「トルソ」は人の形や動きの暗示であり、また、抽象的なものである。それは理念の暗示であって、物質的なものではない。
A “torso” is a suggestion of human form and movement. It is also an abstraction; a suggestion of an ideal rather than a physical object.
Simonさんの作品展でいつも思うことは、ギャラリー空間と作品展示が絶妙で、その手腕に感心させられます。作品とギャラリーが一体化して素晴らしい空間になっています。
今回の【torso】はセメントに白いジェッソを塗った物体なのですが、torsoというものが持つ不完全さが、見る側にあらゆる想像を託してくるし、自分自身が感覚を研ぎ澄ませば、その物体はあらゆる方向に見え隠れし、揺らぎ、広がり、時間の観念さへどこかに行ってしまう、そんな存在の作品かと思えました。
ドンゴロスに入れられ絞り出されたセメントという素材は、するどく深く柔らかく彫られ、微妙な明暗となってより生気を感じさせ、大理石等にはない美しさを見せてくれました。
Simonさんの【torso】は、ローマで出会った崩れゆく遺跡の中に観たもの、また宇佐美圭司回顧展 ー絵画のロゴスーで見た同じものがありました。
以下は LADS GALLERYサイトより
「トルソ」は人の形や動きの暗示であり、また、抽象的なものである。それは理念の暗示であって、物質的なものではない。
A “torso” is a suggestion of human form and movement. It is also an abstraction; a suggestion of an ideal rather than a physical object.
一つ一つに作品名も無さそうな感じですね(@_@;)
by middrinn (2018-07-29 20:09)
middrinn さん
そうですね、全て、見る側に委ねられています。
by mirro (2018-07-29 21:25)
SIMON EVERINGTONさんの作品展、何度か行かれてますね。
本質的には同じなのかもしれませんが私には「今度はこんな作品!」と面白く拝見しています。
「LADS GALLERY」ってメリヤス会館にあるんですよね。
先日見たガラス作家の山口アキオさんの作品展も10月にこちらであるようです。
メリヤス会館、行ったことがなかったので楽しみにしていたところでした。
by つぐみ (2018-07-30 20:33)
つぐみさん
Simonさんの作品いろんな側面を見せてくれて、
毎回その見せ方に工夫があって、
私は平面なんだけど、抽象という根底に流れるものは同じで
教えられるところがあるんですよね!
そうですメリヤス会館内です、素敵なギャラリーですよ♪。
お楽しみですね(^_-)-☆
by mirro (2018-07-30 22:01)