泉茂の作品と心の気づき [絵画]
関西の現代美術を牽引してきた泉茂氏は大阪の出身で、私は会ったことはないのですが、友人の一人はエッチングをしていた頃、工房で晩年の彼に会ったことがあり『あー、泉さんだ』と身近に感じながらも、仰ぎ見ていたと言ってました。その泉氏の作品にこのところ出会う機会があって、昨年 和歌山近代美術館で【ハンサムな絵のつくりかた】また先日行った Yoshimi Arts では【1960-70's】ニューヨーク、パリにも渡り油彩を始めた頃の作品と帰国後のエアーコンプレッサーを使った作品が展示してありました。(6/24迄)
版画、エアーコンプレッサーを用いた作品より、油彩に惹かれています。
この作品は【FGP20シリーズ】の一枚でYoshimi Artsさんの意向で同じシリーズ9作品をパネル一枚にして展示してありました。P20(72.7x53.0cm)が9枚ですから迫力もあり、一枚一枚の変化がおもしろいのですが、撮影禁止でここにアップ出来ないのが残念です、このシリーズは他にもたくさんあって、外と内の輪郭は同じで上下を変化させ中のデザインが少し違っているのです。因みにFGは制作された年代 P20は画布のサイズです。
【FGP20シリーズ】油彩 キャンバス P20
泉氏は『芸術とは作家の内部で育まれ、凝縮されたイメージを探求するばかりではなく、発見するものである』と言われています。
そうだなっと思っています。作品を創るということは、外からの影響も受けると思いますが、芸術するということは、自分の内部から湧き上がってくることが成熟し、それらがある日、自分の体の外で蠢くのを感知しているのを ”気づくこと” かなと思っています。それは心であって自分の体の中にあるのではなく、そういった気づきは、心は、自分の体の外にあるような気がしています。
版画、エアーコンプレッサーを用いた作品より、油彩に惹かれています。
この作品は【FGP20シリーズ】の一枚でYoshimi Artsさんの意向で同じシリーズ9作品をパネル一枚にして展示してありました。P20(72.7x53.0cm)が9枚ですから迫力もあり、一枚一枚の変化がおもしろいのですが、撮影禁止でここにアップ出来ないのが残念です、このシリーズは他にもたくさんあって、外と内の輪郭は同じで上下を変化させ中のデザインが少し違っているのです。因みにFGは制作された年代 P20は画布のサイズです。
【FGP20シリーズ】油彩 キャンバス P20
泉氏は『芸術とは作家の内部で育まれ、凝縮されたイメージを探求するばかりではなく、発見するものである』と言われています。
そうだなっと思っています。作品を創るということは、外からの影響も受けると思いますが、芸術するということは、自分の内部から湧き上がってくることが成熟し、それらがある日、自分の体の外で蠢くのを感知しているのを ”気づくこと” かなと思っています。それは心であって自分の体の中にあるのではなく、そういった気づきは、心は、自分の体の外にあるような気がしています。
そういえば、大谷記念美術館で作品を観ました。
ここに載っている作品はゆったり感があるなぁ、と思ったら油彩なんですね。
油彩の作品は観ていないのですがまた作風が違うのですね。
by つぐみ (2018-06-20 20:59)
このYoshimi artも沢山作品もってるようですし、
画廊の方とお話した時に、大谷美術館もこの作品のバージョン
持っていると言ってましたが、
いろいろ変遷しているようですから、見られたのは
違った素材の作品だったのですね。
どの作品も洗練されていますね。
by mirro (2018-06-20 21:43)