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姉川写真館の四季 [演劇]

もう公演は終わっていますが、とっても久方ぶり?というかほとんど始めて小劇場での舞台劇を観に行ってきました。それも満席でした。人気あるんですね。
ジャズライブもそうですが、小さな空間というのは演者と観る側の息遣いが諸に感じられて、華やかな大舞台とは違った手作りの心地良さがありました。

劇姉川.jpg
「姉川写真館の四季」 作:伊地知克介 演出:熊本一 

友人が新聞記者でもある作者の伊地知さんと取材を通じての知り合いでこの機会を得ました。
この劇は題名の通り写真館、写真という文化をモティーフに、初代幕末の写真館主までさかのぼりながら、今我々の身近で起こっている、いじめ・虐待・貧困、それに紛争・戦争にまで及んで物語は繰り広げられていました。私がいつも思っていること、生命はつながっているということ、それは現代の人間社会では容易いことではなく、その中には大いなる悲しみもあって、その悲しみの連鎖を断ち切ることで人間は人間として在るのかなと。。人は希望を持ち人として生きようとする、写真館主とその助手が結婚してハッピエンドなんですが、私としてはちょと陳腐を免れなかったのですが、いろんな、あまりにいろんな不幸がありすぎるる今、やっぱりこれしかないのだと納得でした。


江戸末期から明治初期にかけて各地に写真館ができ、日本人のカメラ好きはこの頃からすでにあったのですね~。
音楽の方もそうですが、今またレコードが見直されていますが、銀塩写真からデジタル写真への移行、これもまたフィルムが良いと言ったことが起こるのでしょうか?

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つぐみ

お芝居はなかなか見る機会がありません。
臨場感もあって楽しめるのでしょうね。
若いころ見た数少ないお芝居風景を思い出しました。
by つぐみ (2015-11-30 22:28) 

mirro

つぐみさん
手作り感ある演劇はほとんど始めてで、とっても新鮮でした。
嘗てを振り返りながら、今、この今を題材にした作品でした。
写真館主とその助手が結婚してハッピエンドなんですが、
私としてはちょと陳腐を免れなかったのですが、
いろんな、あまりにいろんな不幸がある今、
やっぱりこれしかないのだと納得でした。

by mirro (2015-11-30 23:32) 

りつこ

小劇場のお芝居って、中々見る機会が無く役者と観客の距離感が短くて良いですね。
ハッピーエンドだったのですね。(*^^*)[ムード]

様々な生き様、苦楽がありますよね。
誰も苦は望まないのにやって来たり。しかし時間と乗り越えられる忍耐力は持って置きたいですね。


写真館には、沢山の人々が記念に、節目にやって来るんですよねー。

イッツオンリーアペーパームーンって確か少し昔アメリカの庶民は、紙に月の形を作ってお月様に乗って楽しく記念写真を取っていたとか何だかそんなのを思い出しました。


全く話はそれましたが、たまにはお芝居も良いですね。
世の中苦しむ人が一人でも少なくなります様に。



by りつこ (2015-12-07 23:11) 

mirro

りつこさん

It’s Only a Paper Moon
Sailing over
a cardboard sea
But it wouldn’t
be make-believe
If you believed in me

It’s phony
it’s plain to see
How happy I would be
If you believed in me

有名なジャズナンバーですね♪
「信じていれば、願い事が本当のことになる。」

この姉川写真館にもいろんな人が記念写真を撮りに
来るのですが、いろんな出来事があるのですが、
色んな記念写真の背景があっても、このペーパームーンは
夢があって素敵ですよね。

by mirro (2015-12-08 02:09) 

U3

全ての物語はハッピーエンドで終わるべきなのだと思います。
by U3 (2015-12-13 05:32) 

mirro

U3 さん
ハッピーエンドはなりよりです☆彡
あぁ・・でもそこにちょと隙間風でも吹きそうだと
揺らいで面白いかもなぁんて~Ψ(*´Д`)Ψ~

by mirro (2015-12-13 22:57) 

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