Villa dei Quintili クインテリー邸 [ROMA]
ローマから帰って丁度1年が経っています。このブログへのアップも敏速じゃなく、忘却の彼方へ行くかなと思ったりしますが、私の人生観を変えてしまうぐらい強烈な出会いがあって今なを鮮明にいろんな印象的なことが思い出されます。
前回よりの旧アッピア街道、10月中半を過ぎたというのに、強い日差しを受けて唐松と遺跡がごろごろと立ち並んでいる街道両側を通り抜けてより東へ南下して行くと
圧倒されるほど広大な敷地,、草原と遺跡、屋敷跡が見えてきて、ローマ在住の友人もまだ立ち寄ったことがなく、どうかなと行き当たりばったり訪れた「Villa dei Quintili」です。
大富豪 Quintili邸その広大な敷地には神殿、噴水、住居、浴室はもちろん、それに警察署、消防署まで備えられていて、温水室、冷水室、サウナや床暖房システムなどもそろっていたと表示がありました。
そうです嘗ては壮大で堅牢であった豪邸も2000年の時を経て風雨に晒され削られ崩壊し遺跡と呼ばれこんな青空になってしまっています。。
小劇場と思われる丸い空間もあれば、美しい大理石が敷き詰められた装飾の残る柱廊もあり、そこを行き来する人々を垣間見る想いがありました。。
よろしければ続きをどうぞ・・・・
一部の大理石のポルチコ(ポーチ)は保存のため立ち入り禁止でこのように綱がかかっていましたが、たまたま外れていて、気づかないで私がそこへ入っているところへ、イタリア語で女性が「そこへ入ってはだめでしょ、あなたがその綱を外したんだ!!」とすっごい権幕で怒鳴られました。
で、なんなんだこの人と思って「あなたは誰?ここの管理人?」と英語で聴きなおしたけれど通じないでいると、友人が飛んで来て、
「初めからは外れてて、、気がつかなかったんだ!!」とイタリア語で応酬、
「あなた方が外したに決まっている、だめじゃないか」
「我々は外してない」
「大理石が台無しになるじゃないか、わからんのか」
そんな喧嘩腰のやりとりがイタリア語で大声でかなりの時間続き
ついに友人が
「我々は日本人だ、○○人じゃないんだ!日本人なんだ!日本人がそんなことをすると思うのか!!」
と怒鳴ったら、ついに、ついに 強固なイタリア女性が
「そうよね、日本人はそんなことしないよね」と言ったのです。
その間、私が、「もういいやん、行こう」と言ったら
「自分達がしていないことは、していないと主張しないとだめなんだ、黙ってろ」と怒鳴られました。
そうなんですよね、日本では「外してないよ」ぐらいで立ち去ってしまいますよね。
でもイタリアでは、はっきり最後まで物事の道理を突き抜かないとだめなんですよね。
そうなんだと思いました、強い意志で持って立ち向かわなければならない、物事有耶無耶にしておいてはならないと。。。私の様な日本人が生きて行くには、とっても手強く強固すぎる処だと。
前回よりの旧アッピア街道、10月中半を過ぎたというのに、強い日差しを受けて唐松と遺跡がごろごろと立ち並んでいる街道両側を通り抜けてより東へ南下して行くと
圧倒されるほど広大な敷地,、草原と遺跡、屋敷跡が見えてきて、ローマ在住の友人もまだ立ち寄ったことがなく、どうかなと行き当たりばったり訪れた「Villa dei Quintili」です。
大富豪 Quintili邸その広大な敷地には神殿、噴水、住居、浴室はもちろん、それに警察署、消防署まで備えられていて、温水室、冷水室、サウナや床暖房システムなどもそろっていたと表示がありました。
そうです嘗ては壮大で堅牢であった豪邸も2000年の時を経て風雨に晒され削られ崩壊し遺跡と呼ばれこんな青空になってしまっています。。
小劇場と思われる丸い空間もあれば、美しい大理石が敷き詰められた装飾の残る柱廊もあり、そこを行き来する人々を垣間見る想いがありました。。
よろしければ続きをどうぞ・・・・
一部の大理石のポルチコ(ポーチ)は保存のため立ち入り禁止でこのように綱がかかっていましたが、たまたま外れていて、気づかないで私がそこへ入っているところへ、イタリア語で女性が「そこへ入ってはだめでしょ、あなたがその綱を外したんだ!!」とすっごい権幕で怒鳴られました。
で、なんなんだこの人と思って「あなたは誰?ここの管理人?」と英語で聴きなおしたけれど通じないでいると、友人が飛んで来て、
「初めからは外れてて、、気がつかなかったんだ!!」とイタリア語で応酬、
「あなた方が外したに決まっている、だめじゃないか」
「我々は外してない」
「大理石が台無しになるじゃないか、わからんのか」
そんな喧嘩腰のやりとりがイタリア語で大声でかなりの時間続き
ついに友人が
「我々は日本人だ、○○人じゃないんだ!日本人なんだ!日本人がそんなことをすると思うのか!!」
と怒鳴ったら、ついに、ついに 強固なイタリア女性が
「そうよね、日本人はそんなことしないよね」と言ったのです。
その間、私が、「もういいやん、行こう」と言ったら
「自分達がしていないことは、していないと主張しないとだめなんだ、黙ってろ」と怒鳴られました。
そうなんですよね、日本では「外してないよ」ぐらいで立ち去ってしまいますよね。
でもイタリアでは、はっきり最後まで物事の道理を突き抜かないとだめなんですよね。
そうなんだと思いました、強い意志で持って立ち向かわなければならない、物事有耶無耶にしておいてはならないと。。。私の様な日本人が生きて行くには、とっても手強く強固すぎる処だと。
イタリア行きから1年経ちましたか。
すごい邸宅だったんですね。
廃墟として残ってることも凄いですけど。
あいまいに済ませてしまう日本人の習性では通用しないんですね。
私は異国では生きられないと思うけれどその文化のなかではそれなりに体得していくんでしょうね。
by つぐみ (2015-11-03 20:20)
つぐみさん
ローマ行を前後にいろんな新しい経験、出来事があって
心躍り、心打ち砕かれる様々なことがありました(;´∀`)。。
皇帝だったカラカラ帝のカラカラ浴場は超豪邸で有名ですが、
ここクインテリー邸は皇帝の屋敷じゃなかったぶん、
少しマイナーなのかなっと思いますが、此処での遺跡跡に
発見も多々ありました。
少しイタリアナイズされて、しっかり自分を持たないとと
思うようになりました(;´∀`)。
by mirro (2015-11-03 21:49)
イタリア探訪から早1年ついこの間の様な気がしますね。
クインテイリー邸マイナーとは言え当事ではどれだけ凄かったか、想像させられます。
しかし、世の中大富豪はいて後世の人々に沢山の遺跡や美術品に触れる事が出来有り難いですね。
そして、あ~すったもんだがあったんですね(;´д`)
心強い友人が側に居てくれて良かったですね。
写真綺麗に撮れています。
素晴らしい所だな~
前回のグループ展の抽象画とローマの遺跡何だか似通った匂いがします。
ローマの風の匂い。ローマ遺跡に薔薇の香りを振り掛けた感じ(*^^*)
又、やらかしてしまいました。
by りつこ (2015-11-04 04:20)
りつこさん
美しい素敵なコメント有難う。
>前回のグループ展の抽象画とローマの遺跡何だか似通った匂いがします。
そう言っていただけて、今後の制作に励みになります。
あの絵に古代の香りが感じられるよう励みます。
自分の想いばっかりでしたが。。そう、、匂いまでもね。
ホントありがとう!!
by mirro (2015-11-04 21:54)