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Parco degli Acquedotti(水道橋公園) [ROMA]

ローマを離れて6ヶ月が経とうとしている。ブログへのアップまだまだいろんなことを書き留めておきたいのに、いろんな想いが遠のいてしまいそう。。。そう魅了された遺跡のこと。
国家の政治・経済の中心地であったForo Romano(フォロ・ロマーノ)こんな壮大な遺跡が、土砂の下に何世紀もの間埋もれてしまっていたなんて!! どんな作業で掘り起こしたんだろう!! 今も発掘され続けられているということだけど、初期の時現場で見たかったな!(^^)! 西ローマ帝国滅亡(476年?)後は打ち捨てられ、 それも発掘は19世紀から本格的に行われるようになったとか。なんてこった!!

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こんな壮大な都市国家跡も確かにすごいけれど、でも私の興味はこちらParco degli Acquedotti(水道橋公園)アッピア街道州立公園内の東側にあって、訪れた日は日曜日でもあったので、この公園内は楽しく遊んでいる家族連れが多く、そこからより東側の人のいない畑が広がっている方へかなり歩いてみた。

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なんと延々と続く水道橋とローマの松、職人さんが剪定してこんな形にしているというこの松との対比が何とも素晴らしい。畑の道具置き小屋に今は猫がいるほか誰もいない。やっぱり良いお天気でスケッチ日和。

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こんな光景にも遭遇、、この古代の遺跡の上を結構低空で飛んでいくので、ぁ~っという間に去ってしまう。

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青い空に崩れ落ちていく遺跡、夢の跡、、でもこれ等を積み上げた人々に想いが馳せられ、遠いアジアからの私を迎え入れ、見ていてくれるような感覚もあった。

半月のローマ滞在で治安の悪さ、ひったくり、スリ、置き引きなどありとあらゆる騙しの手口にも出会うことなく過ごせたのは、友人の強力な注意喚起があったから何事もなく過ごせたのだと思っている。
でもただ一つ失敗があって、この水道橋公園からスケッチする場所を探している道中のこと。
朝出かける時に寒さ予防を兼ねて友人のチェックのボタンダウンのそれもとてもいい生地のシャツを借りて着ていた。10月半ば過ぎだったにもかかわらず、この日も太陽の陽射しはきつく、Tシャツ一枚で十分だったので、そのシャツは鞄のショルダーの部分に括り付けていた。
で、、スケッチも仕上げ、移動準備をしている時 はた?と気づいた。。シャツがない( ゚Д゚;)
慌てて通ってきた道を探したけれど見つからない。日本だと落ちている他人のシャツなど、拾って着る人などまぁめったに居ないと思うけれどそこはローマ、メトロやトラムで物乞いをしてくる人達がいるところ、さっさと落ちている上等なシャツはあっというまにお持ち帰りだったのだ。それが唯一の失敗だった。物をなくしたり落としたりが常駐の私にしては、今回の滞在は優秀な方だったかもと思っているけれど、自分のものではなく友人のものを失くしてちょとげんなり。
すごい衣装持ちなので、整理しようと思っていたから丁度良いっよて言ってくれたけれど。。。


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コメント 4

つぐみ

水道橋、長さも長いようですが高さにびっくりです。
京都の水路閣の比じゃないですね。
どうやって作ったんでしょう?

日本みたいに治安が良い国はないと聞きますね。
ちょっとしたスキを見逃してくれなくて怖いです。
友人の方には申し訳ないけれどシャツでよかったですよ。

by つぐみ (2015-04-21 20:02) 

mirro

つぐみさん
そうなんです、なにもかもスケールが違います。
奈良の平城京、京都の平安京、もう何もかもが違います。
その違いを思うときが面白いです。。。

治安にしても、日本ののんびりとはこられも大違いです。

その違いを身を持って体験し、こなしていくことが
世界を知るきっかけなのかなと思ったりします。
by mirro (2015-04-21 23:47) 

猫爺

おはようございます。
そうですか、もう帰国されて6ヶ月も経ちましたか。

水道橋も当時それなりの目的があって造られたわけですが、
造った当人たちにしても、結果として遺跡となり、
はるか世界の東の彼方から訪れる人など
想像もしていなかったでしょうね。

でも一緒に並んでいるのがまさか松??
剪定をするにも、こんな高所だと専用の作業車があるのでしょうね。
所変わればなんとやら、違和感がありますが面白いですね。

旅のトラブルもシャツ一枚程度で済んで良かったですね。
(ご友人の懐の深さと思いやりも素敵)
私も先日ふと思って、今の歳になってみると、
mirroさんのように気軽に出かけられるかな?と。
田舎で蟄居生活を送っていると、
どんどん自分が臆病になって行くのが分かります。

どこかの会社が早く「どこでもドア」を売り出しませんかね?
生きてるうちは無理?


by 猫爺 (2015-04-23 08:32) 

mirro

猫爺様
そうなんです、あんなにお騒がせてして旅立って
その旅立ちも強い意志があって行ったわけではなく
今まで感じ得なかったものに出会えたとはいえ
それもたったの半月の滞在、気楽に行ったぶん
22年もの猫じいさまの旅を思うとき、なんとうすっぺらで
浅はかなものだったんだろうと、夢の片鱗?祭りの後?
かとも思う今日この頃です( *´艸`;)。

でも、まあ、、5月の展覧会、やっぱり「遺跡」からのイメージで
制作していますv(´▽`*)。

遺跡の石を積み上げていった人々は、ただひたすら石を積み上げ、
その日のノルマをこなしていたのでしょうか。。
でも今その人達が生きた証を感じますよね。。。

いや~ぁ 松も大変ですよ、
作業車が入れないような処にも松はありますし・・。
そんな処はやっぱ手作業なんじゃないんでしょうか?

人間の力って脈々とすごいですね。


by mirro (2015-04-24 00:32) 

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