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ローマのResti(遺跡) [ROMA]

ローマのResti(遺跡)を描いた『第4回同期展』終了しました。お出で頂いた皆様有難うございました。

今まで2回ローマを訪れていますが、今回3度目のローマ滞在で本当に数多くの遺跡を見ました。
歩数計を付けていないので、どれ位歩いたかわかりませんが、赤い革の短ブーツが、たった半月でピンク色に変色してしまいました。もちろん滞在中ずーと良いお天気だったせいもあってのことですが。。。

有名どころでは、またそれぞれにアップしますが、古代ローマの民主政治が行われた「Foro Romano」(フォロ ロマーノ) ・世界遺産にもなっている「Villa Adriana」(ハドリアヌス帝の別荘)・旧アッピッア街道沿いにある「Villa dei Quintili」(クインティーリ荘)・延々と連なっている「Parco degli Acquedott」(水道橋公園)等々。

以前には感じ得なかった遺跡への想い、悠久の時を吹きわたる風、2000年の時を経て崩れ行こうとするあの儚さの中の不思議な形体、しかしまだしっかりと存在する美しさ、その中で光と陰が織りなす色彩の世界、こんな魅力ある~Resti~(遺跡)に出会えたこと、また新たな~ikimono~となって私の内で蠢き、揺らめき、流れ、広がり特別な存在になりました。不思議に満ちた形体が持つ特別な不安感に魅了され打ちのめされました。

DSC_0225c.jpg
「Villa Adriana」 不思議な丸いシャボン玉のような物も見えたりするのですね(´▽`*)v

DSC_0099c.jpg
「Villa dei Quintili」

今回の作品は帰国して2週間の仕上げなので、まだまだ追及しなければと思っています。
展示した作品は8枚1組のものですが、また1枚づつアップしようと思っています。

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猫爺

おはようございます。
同期展お疲れ様でした。

ローマの顛末記も再開を喜んでいます。
今回は遺跡に魅せられて、多くの写真を撮られたご様子ですね。

でも遺跡って、いつも不思議な気持になります。
時を越えてそこに存在すること自体が奇跡みたいに思えて。

現代では絵も写真も文字も音楽も、
一枚のディスクに記録されるくらいですので、
遺跡の石一個一個にもきっと何か残っていると思うのです。
将来もっと技術が進歩すれば、
石一個からも膨大なデータが復元出来る日が来るかも?なんて。

でもそう言うメンドクサソウな感想でなくても、
形を見て楽しむのも面白いかも知れませんね。
二枚目の写真、私には砂漠のミーアキャットそっくり??
おっちんして、はるか時代の遠くまで見通しているような?


by 猫爺 (2014-11-30 09:16) 

つぐみ

「石の文化」ですか・・・。
訪れたこともないので何も言葉がでませんが・・・。
シャボン玉のようなものが見えるのも不思議な感じです。
奈良にも石の遺跡がありますが全然雰囲気が違いますね。

by つぐみ (2014-11-30 19:39) 

りつこ

ローマ探訪,古代からのIKIMONOの魂の叫びを追い求めてミロは行く(*^^*)part3

blog拝見楽しいです♪
ローマの遺跡ってほんとに神秘的ですね!私的にですが、力強さがあったり、知的であったり、魅せる建造物!

朽ち果てているがしっかりまだ大自然の中で立派に存在感を示している(*^^*)


この遺跡に、朝の太陽の日射しや、夕陽、雨、や霧、土の匂いやムンムンと蒸せる時なんかは様々な物語を見せて魅せてくれるのでしょうね。
羨ましいなぁ、ローマ良いですね♪


ミロさんの同期展の絵画たちはこの様子を表していたんですね、素敵です!

で、シャボン玉あれは何なのか?!
古代ローマ人の魂がミロさんを歓迎していたのか!?


チャリラリ~♪(*^^*)
そんな風に考えると又楽しいですね!


blog楽しみにしています!


by りつこ (2014-11-30 23:47) 

mirro

猫じいさま・つぐみさま・りつこさま

いつもお出でいただきコメント有難うございます。

猫爺様がおっしゃるように、石ころひとつは勿論
この世にある全てのものにその物が持つ情報が
組み込まれていると思います。
私は形体という言葉を使いましたが、情報、
その形体・情報を感じとることが出来る時、それが不思議で
不安を感じるのだと思います。
不思議で不安なものにこそ惹きつけられ魅了されるのだと思います。

それから、不思議なシャボン玉
周りには誰もシャボン玉等なんか吹かしてはいませんでしたよ( *´艸`)。
猫爺様なら誰がシャボン玉を吹いているかご存じですよね・・・!(^^)!。
皇帝ハドリアヌスの妃?姫君?召使?のお遊びでしょうか?

りつこさんが言うように、私はとっても嬉しいのです(´▽`*)♪。
私には見えなくて、気づかなかったものがここにあるなんて!!

by mirro (2014-12-01 01:14) 

sternenlied

mirroさんが描かれた絵が海に面した崖に穿たれた窓穴ではなく何かの遺跡だろうと思ってましたが、描かれ方の雰囲気がとっても似ていたのですよ。遺跡を訪れるのは私も大好きです。ローマは随分前に一人で観光バスに乗って5日間のイタリア周遊旅行に参加した時に2時間ほどさっと訪れただけだったのですが、いつかゆっくりと滞在してみたいと思ってました。今回の旅先は自然豊かなマデイラに決めましたが、ローマに行こうかなとも迷っていたのですよ。

遺跡に浮遊している丸い玉面白いですね。夫が数年前にカイロだったかエルサレムだったか、出張で行った時に遺跡か古い教会を訪れて写した写真にも不思議な光の玉が写ってました。ラストの「Villa dei Quintili」は、ヤギさんが腰掛けてるように見えますね^^

by sternenlied (2016-12-12 17:30) 

mirro

sternenliedさん
この遺跡の向うに海が見えたらどんなにか素敵でしょう!
私の海への憧れがそこにもしかしてあったのかもしれません(;´∀`)
sternenliedさんの鋭い感性が私の絵をそこまで導いてくれたのだと思います。
絵は観る人の感性で、どうにでもなる存在でそれが一番の魅力かと思っています。
特に抽象的な絵は。
ブログのそこここに書いていますが、”解らないものを見ているという不思議、
答えはひとつではないということ。”
もしそこに海を感じてくださったのなら、それこそ私にとって最高の喜びです。
ローマへは何も求めずただただこの日常から離れたくて行ったのです。
何の考えも持たずに。その真っ白な状態が良かったのだと思います。
今まで感じなかったローマが見えたのです。
行ってすでに2年が経過していますが、帰った当座は遺跡に憑かれようでした(;´∀`)
シャボン玉は写真家の友人が日光とかが入ってこういう現象が起こるって言ってましたが、何か不思議な存在と思う方が楽しいですよね。
sternenliedさん その洞窟の写真とっても楽しみに待っています。☆彡

by mirro (2016-12-14 00:15) 

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