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明けましておめでとうございます。 [絵画]

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~風に吹かれて~このブログにお出でいただいている皆さま、新年の挨拶が遅くなってしまいました。
まず、皆さま幸多い年でありますように。

そしてこのブログを通して、より絵画に励み、音楽をより楽しみ、テニスで体を動かしての日々であればと
思っています。今年もよろしくお願いします。 

私はまだ観ていないのですが、香川県の豊島美術館に設置されている『内藤礼』さんの作品に触れた
友人がその水滴をモティーフにされた作品の不思議さにそこを離れがたい感触を持ったと聞き、
『内藤礼』さんがどんな方かと検索すると彼女の作品に対する思いに、私も全くその通りだと実感できたので、
ここに新年の想いとして掲載させていただきました。

『私の心の中も日々少しずつ違うし、見る人もまた違う。だけども、同じ人間であるという理由で何かが伝わる
場合もあると思う。作家が、自分の作品に対して気づいていることは、作品がもっているものの一部分だと思
っている。作家自身も全部をわかっていないと思う。それに、自分が全部わかるようなものは作りたくない。
わからない部分も多いけれども、でも、これはこれであると言いきれるもの。作品はそのぐらいゆるやかに
ひらかれているもののほうが私はいいと思う。答えがひとつということはありえないし。わからないものを
見ていることができるという不思議は、「地上の生」の実感のひとつで、とても大切なことです。失いたくない。』

『それが海なのか森なのかわからないけれど、ランダムなもののもつゆらぎやふるえや、波のように
だんだんこちらに近づいてくるもの。そういう何か生命が生まれる気配を感じる広がりを見たいと思いました。』

『アートは人に気付きを与えられる、と、確信した展示でした』 以上内藤礼さんインタビュー記事より抜粋


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つぐみ

それにしても何という奇遇でしょうか!
年末だったか日曜美術館の特別編を見ていたら豊島美術館の内藤礼さんの作品が紹介されていました。
しずくが湧いてきて転がり、他の水滴と合体して穴に落ちていくのです。
何故、水滴が湧いてくるのか???
ぽっかりと開いた天井の空とあいまって不思議な空間でした。
直島も行ってみたいと思っていたんですが瀬戸内海の島々にもあちこち展示作品があるのですね・・・。
ちなみに男性かと思っていたら女性なんですね。
もっとクローズアップされてもいいのになぁと思いました。

by つぐみ (2014-01-04 20:00) 

ぷーざん

ミロさん元気だったんですね?良かった。
迎春(*^^*)
素敵な色彩、柔らかな女性の肉体、精神がアラワレテいる様で(*^o^)/\(^-^*)
ミロさんの性格が、外見と中身は全く違う。誰にこの艶やかで女性らしさを訴えているのですか?素敵ですね。

内藤礼さんですか?検索してみよう。
完全、完璧、永遠何てのはミロさんは信じないと言ってはりました。
人それぞれ感性が違って当たり前、好きずきがありますよね。でも同じなのは人間と言う種類だけで。平等なのは誕生、老い、死。この過程での皆が感じる喜怒哀楽、そこに芸術や文化が生まれるのでしょうか?絵画の事全く解りませんが作者の訴える心はしっかり響き伝わって来ます(*^^*)!
芸術万歳!
by ぷーざん (2014-01-04 20:04) 

mirro

つぐみさん> ままっ・・・またしても偶然に、、
なんでしょうねこの一致は(^^ゞ
年末に放映があったのですね!観てませんでした。
すっごく不思議な光景で去りがたかったって言ってました。
この作品一点だけなんですよね☆
機会があれば行ってみたいと思っています。
そうそう、女性です((^^ゞ

ぷーさん > へっへっへ~
ぷーさんが言ってる宇宙の向こうにいる?自分にかもね\(p_q)/

そうなんですよね、以前貴女に聞いてもらいましたよね・・、
内藤礼さんも同じことを言ってはりますよね、
答えがひとつということはありえないということ
わからないものを見ていることができるという不思議

とっても共感を抱きました。

今後とも芸術万歳をおよろしくね\(^o^)/☆

by mirro (2014-01-04 22:09) 

猫爺

mirroさんおはようございます。
また新しい年を迎え、さらなるご発展をお祈りしています。

内藤礼さんのお言葉ですが、確かに、と思います。
土門拳の言葉にも
「いい写真というものは、写したのではなく、写ったのである。
計算を踏みはずした時にだけそういういい写真が出来る。
ぼくはそれを鬼が手伝った写真と言っている」と述べています。

人一人の想いや計算などはしょせん井の中の蛙、手前味噌、
一枚の作品が仕上がったさい、自分を超えた何かを感じたとき、
初めて作品として昇華できるのだ、と思うのです。

そんな作品を一枚でも残せるよう、
またこの一年、進んで参りましょう。
今年もよろしくお願い致します。



by 猫爺 (2014-01-05 09:17) 

mirro

猫爺 さま
今年もよろしくお願いします。

もう既にすっごい繊細で心打つ写真お持ちだけれど、
猫爺さまの思うところどんどん撮り続けてください。

私は”はざま”というところが好きです。
なにかもうひとつ決めつけられないところ。
by mirro (2014-01-05 19:14) 

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